クラリネット記事 相原雅美 銀の泡に隠れたクジラをイメージ 1stアルバム「Gingei-銀鯨-」が完成
  クラリネット記事 相原雅美 銀の泡に隠れたクジラをイメージ 1stアルバム「Gingei-銀鯨-」が完成
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The Clarinet vol.70 Zoom In

相原雅美 銀の泡に隠れたクジラをイメージ 1stアルバム「Gingei-銀鯨-」が完成

クラシックとジャズを学び、クラリネットだけでなくサックスやEWIも操るマルチプレイヤーとして活動する相原雅美さんが待望の1stアルバム「Gingei-銀鯨-」を10月16日にリリースする。そこで今回はアルバムのことはもちろん、相原さんのクラリネット人生にも迫った。

 

ポール・メイエとベニー・グッドマン

─クラリネットとの出会いと、学生時代のことを教えてください。

相原雅美(以下、相原):親戚のお姉さんが吹奏楽部でクラリネットを吹いていて、高校を卒業するとき楽器を譲ってくれました。ビュッフェ・クランポンのR13です。譲ってもらったのは10歳になってからですが、その約束をしたのは小学2年生の時で、とても嬉しくてすぐに地元のCDショップへ行き、クラリネットがジャケットに映っているCDを2枚買いました。その時はそこに映っているクラリネットを持ったおじさんが誰なのかまったくわかりませんでしたが、1枚はポール・メイエの「クラリネットの至芸」で、もう1枚がベニー・グッドマンの「ライヴ・アット・カーネギー・ホール1938」という両極端の2枚でした(笑)。
そして、中学で吹奏楽部に入り、当時は強豪校だったのでプロの方が指導に来られていて、そこで出会ったのが橋本眞介さん。高校では九州が近いことから福岡の小田美代子さんに習っていました。

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・カセットテープもリリース!
・学生時代のこと
・曲作りのこと、アルバムの聴きどころ

 

CD Information

「Gingei-銀鯨-」

「Gingei-銀鯨-」
ティートックレコーズ
CD:10月16日発売
カセット:未定
[演奏]相原雅美(Cl,Sax,EWI)、阿部篤志(Pf)、内田義範(Bass)、髭白健(Ds)、秋元沙代(Perc)
[曲目]Talon Hauts、Dolphin Skip、Swingin' Rain(Reiwa)、Gingei-銀鯨-、The Forbidden Fruit、Pele-火の女神-、amaoto-雨音が響く紫陽花の庭で-、Tokyo Confusion、遠雷〜La Terre-大地-、IN THE DREAM、First Snow

The Clarinet 70号の付属CDに限定特別バージョンの『Gingei-銀鯨-』を収録。完成前につき音量が若干小さく収録させています。「MQA×UHQCD」や配信でのリリースも予定しています。

 

相原雅美Masami Aihara
1991年生まれ。山口県下関市出身。ジャンルを超えて融合する、ジャズとクラシック、はたまた民族音楽とエレクトリック音楽などのクロスオーヴァーする新時代の音楽に感銘を覚え、その先の洗練さを表現することを夢み、マルチ・リードプレイヤー(サキソフォン,クラリネット,フルート,EWI奏者などの複数木管楽器演奏家)の活動と共に、個性派作曲家として楽曲制作を行なっている。音楽学校在学中クラシック・クラリネット奏者としてオーケストラに参加しラフマニノフのピアノ協奏曲第2番やラプソディ・イン・ブルーのソリストを務め、その後在学4年目でジャズ・サックスに転向し、サックスとフルート、EWIをサックス奏者宮崎隆睦氏に学ぶ。在学中から映画やドラマなどの劇伴音楽のレコーディングを行なっており、近年では劇団EXILEの出演作品や嵐のレコーディングに参加した。2019年にはAKAI PROFESSIONALのウインド・シンセサイザー“EWI”の公式エンドーサーに就任し、独自の音色開発に力を注いでいる。またカセットテープ収集家の一面を持ち、ミュージックテープや再生機の収集・研究を趣味としている。

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