第9回 “真似っこ上手は上達への近道
Hey Guys!!ジャズクラリネット奏者の熊倉未佐子です。ジャズに挑戦されている皆様に、よりジャズに親しんでいただけるよう、楽しくわかりやすい情報発信をして参ります。お付き合いのほどよろしくどうぞ。
熊倉未佐子
Misako Kumakura
ジャズを子守唄に、6歳でピアノ、9歳でクラリネットに出会う。クラシックを小山裕子に師事。
洗足音大ジャズ科2013年卒業。谷口英治、中村誠一に師事し、Evan Christopher、Anat Cohenのレッスンも経験。
第35回浅草ジャズコンテストバンド部門銀賞、ソリスト賞受賞。
北村英治米寿記念コンサートで北村英治と念願の共演を果たし、以後も共演を重ねる。
日本のジャズ史上初の女性クラリネット奏者として活動する傍ら、企業が運営するYouTubeチャンネルのパーソナリティーを務め、同社のテレビCMにも出演する等多彩な活動を展開。
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さて、第9回の内容は、“真似っこ上手は上達への近道”です!ジャズ演奏は、即興でアドリブの内容を組み立てる必要があります。こちらの連載では、その助けになるものを少しずつご紹介しておりますが、いきなり「はい、じゃあ吹いてみて!」と言われても何をどうしたらいいかわからず、困ってしまう〜……、なんてこと、ありますよね?
今回は、自由にフレーズや構成をイメージすることができるように、真似っこに慣れ親しむところからLet's swing♪〜
記事の後半では、私なりの真似っこの極意についてご紹介します。ぜひ最後までお楽しみください。
聴き取れたフレーズを増やしていきましょう
好きなジャズプレイヤーの演奏を聴いてみて、聴き取れた音を歌ってみたり、吹いてみたり、覚えてみたり、譜面にしてみたりして確かめてみましょう。最初は少しずつでも構いません。
芸人さんのネタ帳のように(←勝手なイメージですがw)、フレーズ集を作っておくと練習の助けになったりして便利です。
難しい音はピアノやピアノのアプリを使って確認するのも効果的ですよ!(チューナー等を用いて確認するのは最後の最後に取っておきましょう。最終奥義を常に使っているとイヤートレーニングになりませんので要注意です)
徐々に、聴き取れるフレーズが増えてきたら、単音メロディだけでなくコードも一緒にメモしておくと、別の曲の同じ状況下でそのフレーズを応用できるのでとても便利です。
聴き取りが得意な方は、2コーラスくらいソロを採譜して(アーティキュレーションも含めて)ソリストとまったく一緒に吹けるくらい真似する練習もとても効果的です。
熊倉未佐子
Misako Kumakura
ジャズを子守唄に、6歳でピアノ、9歳でクラリネットに出会う。クラシックを小山裕子に師事。
洗足音大ジャズ科2013年卒業。谷口英治、中村誠一に師事し、Evan Christopher、Anat Cohenのレッスンも経験。
第35回浅草ジャズコンテストバンド部門銀賞、ソリスト賞受賞。
北村英治米寿記念コンサートで北村英治と念願の共演を果たし、以後も共演を重ねる。
日本のジャズ史上初の女性クラリネット奏者として活動する傍ら、企業が運営するYouTubeチャンネルのパーソナリティーを務め、同社のテレビCMにも出演する等多彩な活動を展開。