第19回 ハーフタンギングに挑戦してみよう!
Hey Guys!!ジャズクラリネット奏者の熊倉未佐子です。ジャズに挑戦されている皆様に、よりジャズに親しんでいただけるよう、楽しくわかりやすい情報発信をして参ります。お付き合いのほどよろしくどうぞ。
熊倉未佐子LINE公式「教えて!みーちゃん先生♪」にて、記事のご感想やテーマのリクエストを募集しております。
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さて、第19回の内容は、“ハーフタンギングに挑戦してみよう!”です!
今回は、前回まで学んだツーファイブフレーズを含む、様々なフレーズを演奏する上で役立つアーティキュレーションのひとつ、ハーフタンギングについて注目してみましょう。
アーティキュレーションについては、以前にも、しゃくり、ヴィブラート、アクセント、タングストップ等、ジャズ特有のニュアンスを含むアーティキュレーションの記事を色々とアップしましたので、ぜひ併せてご参照ください。
ハーフタンギングは、ジャズやポピュラー音楽における多様なアーティキュレーションを表現する上で重要な項目のひとつといえます。
■ハーフタンギングをマスターすると……
・“なんちゃってジャズ”の吹きまわしから抜け出せる
・旋律にメリハリが出る
・音色の表現幅が広がる
・ジャズ特有の表現が深く掘り下げられる
このように、良いことだらけなので、挑戦して損はないと思います!
それでは、最後までお楽しみください。Let's swing♪
ハーフタンギング
ハーフタンギングとは、通常のタンギングのように舌で音を止めるのではなく、舌を当てながら音を出す奏法で、「音をのむ」表現に用いられる技術です。
昔、コールマン・ホーキンス、レスター・ヤングなどが作り出したと言われているそうです。
ゴーストノート
ゴーストノートとは、実際には演奏しないのに演奏しているように聴こえる音のことです。俗に「音をのむ」といった言い方で表現されます。
このゴーストノートを表現する際に、ハーフタンギングという技術を使います。
ゴーストノートは、譜面上ではこのように表記されます。
熊倉未佐子
Misako Kumakura
ジャズを子守唄に、6歳でピアノ、9歳でクラリネットに出会う。クラシックを小山裕子に師事。
洗足音大ジャズ科2013年卒業。谷口英治、中村誠一に師事し、Evan Christopher、Anat Cohenのレッスンも経験。
第35回浅草ジャズコンテストバンド部門銀賞、ソリスト賞受賞。
北村英治米寿記念コンサートで北村英治と念願の共演を果たし、以後も共演を重ねる。
日本のジャズ史上初の女性クラリネット奏者として活動する傍ら、企業が運営するYouTubeチャンネルのパーソナリティーを務め、同社のテレビCMにも出演する等多彩な活動を展開。