第38回 ジャズスタンダードに取り組んでみよう その2
Hey Guys!!ジャズクラリネット奏者の熊倉未佐子です。ジャズに挑戦されている皆様に、よりジャズに親しんでいただけるよう、楽しくわかりやすい情報発信をして参ります。お付き合いのほどよろしくどうぞ。
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さて、第38回の内容は、“ジャズスタンダードに取り組んでみよう その2”です!
前回に引き続き、ジャズスタンダードを題材にしたコード進行の楽曲を丁寧に練習していく内容です。
今回は「Mack the Knife (Moritat)」を題材に取り組みます。
楽譜のアーティキュレーションに注意し、しっかりマスターしましょう。
それでは、最後までお楽しみください。Let's swing♪
予備知識
今回は、第11回 コードを学べば、サウンドの広がりがもっと楽しくなる!その2でご紹介しているダイアトニック・コードについての予備知識が必要となります。
併せて、ご参照ください。
押さえておきたいポイント
・ダイアトニック・コードを見つけ出し、機能を把握しよう
・スケールを使ってアドリブをしてみよう
・アーティキュレーションを守りジャズのニュアンスをしっかり掴もう
ダイアトニック・コードを見つけ出し、機能を把握しよう
まずは、譜例1を見てメジャー・ダイアトニック・コードと機能を確認してみましょう。
次に、Mack the Knife (Moritat)1の楽譜から、ダイアトニック・コードをすべて見つけ出し各コードの機能を把握しましょう。答えはMack the Knife (Moritat) 2をご覧ください。
この曲はほとんどがメジャー・ダイアトニック・コードでできていることがわかりました。
メジャー・ダイアトニック・コードとはメジャー・スケールからできていますので、つまり、ほとんどがメジャー・スケールを用いて処理できるということになりますね。
熊倉未佐子
Misako Kumakura
ジャズを子守唄に、6歳でピアノ、9歳でクラリネットに出会う。クラシックを小山裕子に師事。
洗足音大ジャズ科2013年卒業。谷口英治、中村誠一に師事し、Evan Christopher、Anat Cohenのレッスンも経験。
第35回浅草ジャズコンテストバンド部門銀賞、ソリスト賞受賞。
北村英治米寿記念コンサートで北村英治と念願の共演を果たし、以後も共演を重ねる。
日本のジャズ史上初の女性クラリネット奏者として活動する傍ら、企業が運営するYouTubeチャンネルのパーソナリティーを務め、同社のテレビCMにも出演する等多彩な活動を展開。