第10回 実践!! ひたすらアルペジオ編
アルペジオ
アルペジオもスケールと並んで大事な練習の一つです(譜例)。同じ調のものをスケールと一緒にやってあげるといいですね。スケールでは隣り合った2音を滑らかに演奏することを大事にしていきましたが、アルペジオはすべて跳躍になりますので、同時に動かす指のタイミングをしっかりとっていきましょう。
この時大事になることは、上げた指の形です。押さえたときの型からかけ離れた形になってしまわないように注意しましょう。ポジションはトーンホールの真上です。指を離した時に楽器から離れていってしまわないように。
譜例
渡邊一毅
Kazuki Watanabe
兵庫県立神戸高等学校を経て東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。
室内楽、吹奏楽、オーケストラ、ミュージカルなど多岐に渡り活動する一方で、指揮活動も含め後進への指導にも積極的に取り組み、指導した団体は吹奏楽コンクール、アンサンブルコンテストなどで全国大会出場多数。また各地にて各コンクール審査員も務める。
スタジオワークも多く、アニメ、ゲーム、映画、TVドラマ、CM等録音多数。
また、下記団体において数多くの編曲を手がけ、楽譜が出版されている。
オブロークラリネットアンサンブルE♭クラリネット奏者。ブリッツ・フィルハーモニックウインズ コンサートマスター。
クラリネット五重奏団Penta-CLam、東京セレーノバスクラリネットアンサンブル【木炭】、山本拓夫木管6重奏Halocline各メンバー。
2018年1stアルバム「Triptyque」発売。
現在、洗足学園音楽大学、相愛大学講師。音楽教室「黒笛音楽塾。」主宰。
公式サイト「黒笛危機一髪。」