クラリネット記事 vol.6「緊張で呼吸が……」「シエナの『星条旗』」
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シエナ・クラッツQ&A クラリネット☕Cafe 〜上手くなるためのホッと一息〜

vol.6「緊張で呼吸が……」「シエナの『星条旗』」

息が吸えなくなります

本番で緊張してしまい、息が吸えなくなることがあります。舞台に乗ってからもできる緊張のほぐし方や、息が吸えなくなったときの対処法ってありますか。
(沖縄県・山城さん)

やっぱり呼吸は基本!

京谷です。この問題、楽器を吹いている人なら誰でも悩んだことがあると思います。
まず、本番中に緊張し、体が硬くなってしまったかな?  と思った時に私がやっていることを書いてみます。

1)息をとことん吐いてみる。その後、自然に空気が入ってくるのを感じる。
2)息を止め、体に思いっきり力を入れる。その後、一気に脱力してみる。
3)椅子に座った状態で、周囲に目立たない程度で体の重心を前後左右に移動させ、筋肉の緊張を解く。
4)「私はうまく吹ける」と自己暗示をかける。
5)上記すべてやったうえで「失敗したっていいじゃないか」と、開き直ってみる。

……これが参考になるかどうか、一抹の不安を感じましたので、クラッツのメンバーにそれぞれ緊張について聞いてみました。

〈まず緊張することの是非〉

さて、そもそも本番での緊張が良いのか悪いのか、皆さんの考えは?
佐々木さんは、「ほどよい緊張感があったほうが良い演奏に繋がる」という、緊張肯定派。
緊張は当たり前なのだからと受け止めて、「緊張を想定してさらう」というのは近藤さん山手さんでした。 緊張しないためのアプローチとして多かったのは「音楽に集中することで緊張を忘れる」という考え。これは飯島さん中村さん黒岩さん原山さんからありました。

皆さん、それぞれの裏付けのためにはやはり、練習不足は駄目! 練習を積み重ねることが大事、と言っています。

〈やっぱり、呼吸が基本〉

皆さんから他には、深呼吸に関する意見が多かったです。中村さんからは、いい呼吸をするためには椅子への座り方も大切、という意見もありました。これは私も参考にしたいと思います。

山城さん、次の本番はいつですか? その後の報告もお待ちしています。

『星条旗〜』について

先日初めてシエナの演奏会に行きました。会場に楽器を持っていき、いざ星条旗を一緒に吹こうと思ったのですが、勇気がなくて楽器も出せず舞台に行けませんでした。暗譜も少し不安なのですが、楽譜を見ながら星条旗を吹くことって可能なんでしょうか。
(埼玉県・シエナ大好きさん)

ぜひ参加してください!!

シエナ大好きさん、こんにちは! 原山です。

「シエナ大好き」でいてくださって、本当にありがとうございます。『星条旗』の演奏、その時になるとちょっとドキドキしますね。
アンコールの最後にステージから呼びかけがあります。
充分時間がありますので、楽器は慌てずゆっくり組み立ててくださいね。ステージでは、メンバーが声をかけていますので、落ち着いて、お目当ての楽器の近くへ来てくだされば、メンバーの譜面が見られます!

ところで、「『星条旗』に参加するとき、どんな楽器でも使っていいですか?」とのご質問が多いのですが、基本的に何でもOKです!!
これまでに印象に残っているのは、スーザフォン、手作りのペットボトルマラカス、鍵盤ハーモニカ、キーボード、小さい男の子がヴァイオリンで来てくれたこともありましたっけ!
指揮者もたくさんいますよ! 中にはパフォーマンスで会場を沸かせたり、なんと歌で参加の方も!?
歌といっても歌詞がないので、「あ〜」でいいのです。コンサートの最後に、皆さんと『星条旗』を演奏することは、私たちにとって最高に嬉しい時間です。シエナのメンバーは、会場の皆さんが来てくださるのを楽しみにしています。今度は「シエナ大好き」さんも一緒に演奏できると良いですね。たくさんの皆さんのご参加をメンバー一同、お待ちしてます!

 

<Q.学生自体の夏の想い出を教えてください>

(左から)●京谷麻里子 学生の夏といえばコンクール。頑張ったものの……でもその悔しさが楽器継続のきっかけに! ●原山佐保子 猛暑練習中に鼻血……「原山が鼻血だ、皆休め!」せっ先生! そこ私基準ですか???
(左から)●黒岩真美 廃校での夏合宿、お風呂は二日に一度、悪臭漂う練習…… ●佐々木理恵 高校3年生のコンクールで演奏した「エルザ」は涙なしでは語れません!
メンバー集合!!

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