vol.8「アンコンの練習方法を教えて!」
アンコンの練習方法を教えて!
アンコンに向けて猛練習中です。今からでも間に合う練習を教えてください。
(青森県・全国に行きたい!さん)
本番と同じ動きをしてみる
全国に行きたい!さん、こんにちは。原山佐保子です。
アンコンの季節到来ですね。皆さん練習に余念がない時期だと思います。
さて、「今からでも間に合う練習方法」とのご質問ですが、今回は一生懸命練習してきて、いよいよ本番へ向けての仕上げ!という前提でお話したいと思います。
まず、練習をたくさんして曲に慣れてくると、難しいパッセージにも慣れて、ついつい調子よく飛ばして練習しがちです。でももう一度細かい部分をゆっくりとさらっておきましょう。
できればメトロノームを使って、ゆっくりなテンポから少しずつ速度を上げてインテンポまでやってみるといいでしょう。速くもできるし、遅くもできるけど、その中間ができない! なんてことがよくあるのです。
何となく吹いていた部分も、もう一度細かく確認でき、指の動きも確かになりますし、緊張した本番ではいつものテンポの感覚も少し違ってくることもあり、この練習をしておくと慌てません。
さあ、ついに本番。ステージに上がると心臓バクバク、頭はカーッと何も考えられなくなって……なんてことがよくあります。
審査員は、皆さんのステージマナーやセッティングの位置、姿勢も見ているのです。またメンバーの立ち位置によっても、音の聞こえ方は変わります。ですから、本番を迎える前に通し練習(ゲネプロ)をしてみてください。
もし椅子を使うなら位置の確認、何もなくても感覚でさっとセッティングできるように。ステージに出てくるところから、ステージ袖に下がるまで、本番とまったく同じ動きをしてみてください。きっと、「あっ、こんなところにも気をつけなくちゃ!」ということがあるはずです。それに演奏を止めずに通して吹くことも、よい練習になります。
こうして本番と同じ気持ちで緊張して一度練習をしておくと、当日は動作もよどみなく、落ち着いて演奏できます。ぜひやってみてくださいね。
準備万端でアンコン頑張ってください!
〜Q.シエナ結成時(1990年)当時のみなさんは何をしていましたか?〜