vol.28「弱い音をきれいに」
「みなさん初めまして! シエナウィンドオーケストラ新入団員の木内倫子です。
シエナのコンサートにご来場いただいたことがある方はおわかりになると思いますが、シエナはお客様と演奏者の距離が近い、素敵な団体です。シエナの団員になれたことを本当に嬉しく思います! どうぞ宜しくお願いします!!」
フレッシュなご挨拶から始まりました、シエナ・クラッツのクラリネットカフェ、
今回のメンバーからのひとことコメントは、「木内さんてこんな人」です。
新メンバー木内倫子さんを加え、今回から9人のメンバーで皆さんのご質問にお答えします。
どうぞお楽しみに!
※2012年12月10日時点の内容です
弱い音を出すには?
クラリネットを市民吹奏楽団で演奏している者です。クラシックもポップスも楽しく吹いていますが、よく指摘されることがあります。それは「音が大きい」ということです。自分では小さく吹いているつもりでも、pの部分で「大きい!」と注意されることもしばしば……。弱い音を綺麗に、無理なく出せる練習法があれば教えてください。
(神奈川県・みみのじーちゃんさん)
飯島泉です。みみのじーちゃんさん、こんにちは。
弱い音を綺麗に出したいのですね? うーん、小さい音と考えて良いかしら。音量だけで言うと、息の圧力を強く出したり弱くしたりで変化が出るはずです。
まず、自分の手のひらに息を吹きかけてみてください。fの時も、pの時も、同じ場所に息が当たっていますか? 息を吹き始めた最初からポイントを狙ってくださいね。続いて、そっと少しずつ息を吹き込んでいってください。息が揺れたり乱れないように、コントロールしましょう。
では、その要領で楽器を持ってやってみましょう。最初はfから、息のポイントを意識してロングトーン。続いてpです。fと同じポイントに、そっと少しずつ息を吹き込んでいってください。どうですか? pの音が出てきましたか?
この段階でpが出ない場合は、反応の悪いリードがついていることも考えられます。リードを選ぶ時には小さな息を吹き込んで反応の良いものを探してみることも大切です。そして、小さな音でも安定するように、アンブシュアや体の支えができているかどうか、そんな基本的なことにも繋がってきます。
それからもう一つ、音量を音色ととらえて考えてみてください。ただ我慢して小さく出した音より、音色を柔らかく伸びやかに作りあげることで、pがより生きてきますよ、市民バンドで楽しく頑張ってください!
木内倫子
「みなさん初めまして! 新入団員の木内倫子です。お客様が、会場をあとにするときにはなんだか笑顔になっている、そんな演奏ができたらいいなと思います。
〜ひとことコメント「木内さんはこんな人」〜
■中村 まっすぐに努力し結果をだしていく、とても尊敬する奏者です。
■飯島 芯のしっかりした、笑顔の可愛いチャーミングな女性です!
■佐々木 木内さんはとっても可愛らしいですが、クラリネットは男前。そこがステキ♪
■近藤 通称ミッチャンは、シエナ待望の「小さな巨人」です!
■原山 可愛いらしいひとですが、実はパ某球団の熱烈ファンと聞きました。意外!
■黒岩 可愛いらしい女性な上にしっかり者。彼女のE♭クラは絶品ですよ
■山手 スイーツ愛好家増えました!
■京谷 私にとって木内さんは高嶺(高音)の花です。お近づきになりたいな〜