続)みんなの使用楽器・セッティング
アルトクラリネット編
アルトクラリネット
本体
ヤマハ
YCL-631Ⅱ
本体については、回答してくださった方は全員上記のモデルを使用されていた。
マウスピース
バンドーレン
B40
5RV
ブラックダイヤモンド
マウスピースについてもバンドーレン製が占めた。
本体とマウスピースについては、みなさんほぼ近いセッティングになっているようだ。
リガチャー
ウッドストーン
総銀
バンブー・リガチャー
NT01 テナーサックス用
バンドーレン
M|O
リード
バンドーレン
トラディショナル
V.21(アルトサックス用)
D'Addario
レゼルヴ(アルトサックス用)
リードについては、アルトサックス用のものを使っている方が多い。
コントラアルトクラリネット
1名だけ、コントラアルトクラリネットを所有されている方がいらしたので、その本体と仕掛けをご紹介したい。
本体
ルブラン 金属 low c
フランス・ルブラン社の金属製コントラアルトクラリネットは、俗に「水道管」という愛称で呼ばれる楽器である。例によって、大変に希少な楽器だ。
マウスピース
セルマー Standard ワンスター
リガチャー
Tシリーズ ピンクゴールド 特注
リード
バンドーレン トラディショナル
それでは最後に、この楽器を紹介して「About Your CLARI.net」の締めくくりとしよう。
シュヴェンク&セゲルケ
バセットホルン Model3000
ホルンという名がついているが、れっきとしたクラリネット属であるバセットホルン。源流をたどると非常に長い歴史を持つ楽器である。現代ではほとんど演奏機会が設けられることはない。
PeterPoel製 T.ロッツの古典バセットクラリネットのレプリカ
バセットクラリネットは、18世紀〜19世紀にかけて活躍したクラリネットの名手であるA.シュタードラーが使ったとされる楽器で、彼はこの楽器を使い、かのW.A.モーツァルトの名曲『クラリネット五重奏曲 イ長調 KV.581』や『クラリネット協奏曲 イ長調 KV.622』などを演奏したという。そもそもこれらの曲は、モーツァルトがシュタードラーとその楽器に惚れ込んで作られ、そしてシュタードラーに捧げられた曲なのである。
そして、T.ロッツというのはこのバセットクラリネットをシュタードラーと共同で開発した職人である。つまり、このレプリカはそのモーツァルトが惚れ込んだ楽器を再現した、ものすごく貴重な至宝なのである。