クラリネット記事 第6回 大事な大事なアンブシュアについて
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赤坂達三 私の練習法

第6回 大事な大事なアンブシュアについて

大事な大事なアンブシュアの形!

今回はアンブシュアについて。大変重要なところですから少し復習したいと思います。
アンブシュアには「口の形」という意味があります。まず、あごは平らに! コレができない人がいたら、笑わせてみてください。そのときのあごです。
下唇は巻きすぎない。そして口を突き出さない。突き出すと、たくさん巻いたのと同じことになってしまうので、高音域のコントロールができなくなります。両脇から息が漏れないようにするためと、必要以上に噛まないために、口の両脇だけをしめる、つまりこれらをすべて守るには、口のまわりの筋肉をかなり使わないとできません。

赤坂達三

Tatsuzo Akasaka

国立音楽大学で学んだ後、パリ国立高等音楽院のクラリネット及び室内楽を1位で卒業。パリ・ポールデュカ音楽院、ヴェルサイユ国立音楽院でもそれぞれ1位で卒業。トゥーロン国際音楽コンクール3位、日本木管コンクール第1位、日本クラリネットコンクール1位無し2位、パリ国際コンクール第1位など輝かしい受賞歴を持つ。国際クラリネット協会のパメラ・ウェストン女史から“40年来の偉才”と絶賛され、その最高の技術と深い音楽性は高い評価を得ている。国内外の主要オーケストラとの共演は数えきれない。ソロアルバムを多数リリース。実力とスター性を併せ持つ真のアーティストとしてクラリネット・ソリストの第一人者。2012 〜 2020年までエリザベト音楽大学の教授を務めた。

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