第6回「ピッチバランスの矯正」「顔筋トレイニング」
ピッチが高くタルとベルをかなり抜いているんですが、GやAなどレジスターを押さない音がムチャクチャ低くなってしまい、全体のピッチのバランスが崩れます。口の中を「O」にして暖かい息を入れるようにしてるし、アンプシュアも整っています。楽器はビュッフェ・クランポンのR-13を5年使っています。長く使っているとピッチが高くなることがありますか? あと、抵抗の強いマウスピースのほうがピッチが下がりますか。
(宮城・高校生)
これは加藤のところに直接届いた質問。まず、タルの長さを計ってもらいたい。抜くよりは長いタルを使ったほうがピッチのバランスは安定する。……[続きはこちらから!!]
中学生の時からクラリネットを吹いていますが、ずっと吹いていると類がふくらんできます。音は変わらないのですが、このままでも良いでしょうか。今後どんな問題が起きてくるでしょうか。直すとしたら、どのような練習をしたら良いでしょうか。
(和歌山・高校生)
こういうコを今までに何人か見たことがあるけど、特に問題ないと思う。ただ、本人の努力次第で直すことはできると思う。息の圧力に頬や口の周りの筋肉が負けているわけだから、その部分を鍛えればよいわけでしょ?……[続きはこちらから!!]
加藤明久
Akihisa Kato
クラリネットを大橋幸夫、浜中浩一の両氏に師事。 1983年、国立音楽大学卒業。その年より制定された矢田部賞を受賞。 第53回読売新人演奏会などの新人演奏会に出演。 第16回民音室内楽コンクール第1位入賞。 1984年、第1回日本クラリネット・コンクール入賞。 1985年、第35回ミュンヘン国際コンクール木管五重奏部門でファイナリスト。 1988年、欧日音楽講座にて初のビュッフェ・クランポン賞を与えられる。第2回日本クラリネット・コンクール入賞。 1990年、NHK交響楽団に入団。 2019年、NHK交響楽団を退団。 2019年より昭和音楽大学教授、武蔵野音楽大学非常勤講師。