第7回「真剣に答えねばなるまい」
クラリネットをはじめて三年目ですが、いまだにたくさんのリードミスをしてしまいます。アンブシュアが悪いせいだと思うのですが、原因はなんでしょうか。また、どのようなことに注意して練習したらよいでしょうか。(石川・高校生)
こんな悩みに答えるべくこのThe Clarinet があるわけで、こんな小さなコーナーの一部分では説明しきれないくらいの大きなテーマを、いとも簡単に訊いてくる君の度胸が気に入った。
こちらも真剣に答えねばなるまい。……[続きはこちらから!!]
チューニングのときのB♭の1オクターブ下の音や、開放音の1オクターブ上のFの音に「スー」などの雑音が入ります。何が原因でしょうか。どうしたら直すことができるでしょうか。他の音はあまり雑音は入りません。(広島・中学生)
これは、よく考えると同じ指使いの音の話。そうして普段ならなんの問題もない音だけに、答えは簡単。……[続きはこちらから!!]
タンギングが上達する加藤先生流の練習法ってありますか。(東京・中学生 他多数)
プロ・アマを問わず、悩みのタネになっているのがタンギングのこと。なぜか? それは自分にも先生にも見えない作業だからである。口の中で、いったいどんなことが起きているかは誰にもわからないのだ。そしてクラリネット奏者の数だけタンギングのスタイルがあるといっても過言ではないくらい、様々な音や動きを見てきた。もちろん加藤にとっても重要な課題の一つで、未だにわからない部分は多い。
今回は上達するための第一歩として、ヒントを一つ出しておくので、タンギングの謎を解明する鍵にしてもらいたい。……[続きはこちらから!!]
加藤明久
Akihisa Kato
クラリネットを大橋幸夫、浜中浩一の両氏に師事。 1983年、国立音楽大学卒業。その年より制定された矢田部賞を受賞。 第53回読売新人演奏会などの新人演奏会に出演。 第16回民音室内楽コンクール第1位入賞。 1984年、第1回日本クラリネット・コンクール入賞。 1985年、第35回ミュンヘン国際コンクール木管五重奏部門でファイナリスト。 1988年、欧日音楽講座にて初のビュッフェ・クランポン賞を与えられる。第2回日本クラリネット・コンクール入賞。 1990年、NHK交響楽団に入団。 2019年、NHK交響楽団を退団。 2019年より昭和音楽大学教授、武蔵野音楽大学非常勤講師。