クラリネット記事 第13回「アンコンお悩み相談欲張りパック」
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加藤明久のクラリネット何でもQ&A

第13回「アンコンお悩み相談欲張りパック」

12月に行なわれるアンサンブルコンテストに向けてモーツァルト作曲『アレグロ・ヴィヴァーチェ』の練習に励んでいます。四重奏で出場することに決まりましたが、四重奏で八重奏のようなインパクトある演奏にするためにはどうしたらよいでしょうか。
また、曲中で16分音符が27拍続くところがあるのですが、息が続かず、途中で吸うと遅れてしまいます。
次に、楽譜にはテンポを変えてはいけないと書かれてありましたが、テンポを揺らすことはダメなのでしょうか。
もう一つ、曲の最初の合図の出し方はどうしたらよいのでしょうか。
最後に、アンサンブルに一番大切なことは何だと思いますか?(高校生・青森)

君にとって「八重奏のようなインパクト」とは何なのか? 音量か、迫力か、賑やかさか。そのテのことを四重奏に求めるのはおかしな話。がっぷり四つに組む四重奏はアンサンブルの王道を行くものであり、定番中の定番。カルテットにはカルテットの強力なインパクトがあるのだ。弦楽カルテットを参考にすべし。……[続きはこちらから!!]

加藤明久

Akihisa Kato

クラリネットを大橋幸夫、浜中浩一の両氏に師事。 1983年、国立音楽大学卒業。その年より制定された矢田部賞を受賞。 第53回読売新人演奏会などの新人演奏会に出演。 第16回民音室内楽コンクール第1位入賞。 1984年、第1回日本クラリネット・コンクール入賞。 1985年、第35回ミュンヘン国際コンクール木管五重奏部門でファイナリスト。 1988年、欧日音楽講座にて初のビュッフェ・クランポン賞を与えられる。第2回日本クラリネット・コンクール入賞。 1990年、NHK交響楽団に入団。 2019年、NHK交響楽団を退団。 2019年より昭和音楽大学教授、武蔵野音楽大学非常勤講師。

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