加藤明久のクラリネット何でもQ&A

第32回「演奏会での服装に関するとても大事なお話」

いろいろな役員を兼任されている加藤先生、演奏会前の服や靴について、どんなところに注意されるのですか? あと、音楽センスや人間の内面の磨き方について教えてください。
(福岡県・27歳主婦)

これぞ、答え甲斐のある質問である。ただし、靴の磨き方ならわかるが、人間の内面の磨き方は分からない。さて、音楽と服装には守らなければならない共通のルールがある。様式だ。オーケストラという伝統的な再現音楽の集団にいる限り、様式を重んじた音楽表現をしなければならないし、服装も同様である。茶髪やピアス、ゴム底靴などはコンサート・ホールや燕尾服とはミス・マッチである。……[続きはこちらから!!]


加藤明久

Akihisa Kato

クラリネットを大橋幸夫、浜中浩一の両氏に師事。 1983年、国立音楽大学卒業。その年より制定された矢田部賞を受賞。 第53回読売新人演奏会などの新人演奏会に出演。 第16回民音室内楽コンクール第1位入賞。 1984年、第1回日本クラリネット・コンクール入賞。 1985年、第35回ミュンヘン国際コンクール木管五重奏部門でファイナリスト。 1988年、欧日音楽講座にて初のビュッフェ・クランポン賞を与えられる。第2回日本クラリネット・コンクール入賞。 1990年、NHK交響楽団に入団。 2019年、NHK交響楽団を退団。 2019年より昭和音楽大学教授、武蔵野音楽大学非常勤講師。

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