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アンドレアス・オッテンザマー on The Clarinet カバーストーリー
たくさんの絵を集めて一つのストーリーを
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団で首席を務める父と兄を持つアンドレアス・オッテンザマーは、クラリネット界のサラブレッドともいえる逸材。第一印象は甘いマスクの好青年といった印象を受けるが、クラリネット一家の次男として、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席オーディションに合格し、ソロクラリネット奏者として初めてドイツ・グラモフォンと専属契約するなど、父エルンストや、兄ダニエルと肩を並べるほどの実力を持つと言っても過言ではないだろう。
今回、時間がない中で実現したインタビューでは、5月にリリースされた初のソロアルバム「ポートレイツ」のことを中心に、父や兄と同じクラリネットを選んだ理由などを語ってくれた。
また、東京の老舗管楽器店、石森管楽器で行なわれたマスタークラスでは、インタビュー時とは一転して、ホットで情熱的な指導を行なっていたのが印象的だった。インタビューでも語ったように、音に対する意識が非常に高く、マスタークラス後に行なわれたミニコンサートでは、聴衆を圧倒するほどのすばらしい演奏を披露した。
その深みのある澄んだクラリネットの音色を動画に収録。The Clarinetの読者に向けたメッセージも受け取ったので、記事と合わせてぜひチェックしてもらいたい!