Web上にバスクラの研究センターを設立!
イタリアの首都ローマに次ぐ第2の都市、ミラノに200年以上の歴史を持つ歌劇場があります。それがスカラ座です。
The Clarinet 52号の表紙と巻頭インタビューには、そのスカラ座のオーケストラ(スカラ座管弦楽団)で、バスクラリネット奏者として活躍するステファノ・カルド氏に登場していただきました。本誌初登場となります。
長身で精悍なルックスのカルド氏はインタビューを始める前に、“人生初のインタビュー”だと教えてくれました。
インタビューを開始すると少し緊張した様子で、自身を“シャイ”だと言うものの、バスクラリネットの魅力から、現在精力的にWeb上で展開しているインターナショナル・バスクラリネット・リサーチセンターのことまで、多くのことを語ってくれました。特に自身が立ち上げたインターナショナル・バスクラリネット・リサーチ・センターの話になると、もう止まりません。バスクラリネットを深く理解したいという想いが同センター設立のきっかけになったそうです。今回は、バスクラリネットへの深い愛情が感じられるインタビューとなりました。 このインターナショナル・バスクラリネット・リサーチ・センターのことをもっと知りたいという方は、http://www.circb.info/にアクセスしてください。
Stefano Cardo│ ステファノ・カルド
1976年、イタリア・ヴェネト州パドヴァ生まれ。ヴェネツィアにあるベネデット・マルチェッロ音楽学校を優秀な成績で卒業。2000年には、ヨーロッパの主要なコンサート・ホール(ロイヤル・アルバート・ホール、ベルリン・フィルハーモニー)で行なわれた「ミレニアム・ガラツアー」のために欧州連合青年オーケストラEUYO に参加。2005年にRAI国立交響楽団のオーディションに合格。2007年には、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団のバスクラリネット奏者となる。2010年には、インターナショナル・バスクラリネット研究センターのC.I.R.C.B.を設立(www.circb.info)。2012年からミラノ音楽院でイタリア唯一のバスクラリネットマスタークラスの講師を務めている。