クラリネット記事 なにわ《オーケストラル》ウィンズ
  クラリネット記事 なにわ《オーケストラル》ウィンズ
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なにわ《オーケストラル》ウィンズ on The Clarinet vol.55 カバーストーリー

なにわ《オーケストラル》ウィンズ

今回表紙、巻頭インタビューに登場してくれたなにわ《オーケストラル》ウィンズ(以下NWO)。いつかは取り上げたいと思っていた団体でした。ですが、クラリネットパートを取り上げるとなると十数人の大所帯。日本中のオケマンが集まっているだけに、全員が集まっての撮影のチャンスは東京公演で東京にやってきたときだけ!という難関をクリアしないといけません。
そこで代表を務めているクラリネットの金井信之さんに打診。全員に連絡を取ってくれ、無事に撮影日が決定しました。それはゲネプロと本番の間。撮影は公演が行なわれる東京芸術劇場のロビー。撮影のために予定された時間は開場までの30分──。
ゲネプロ中に撮影のセッティングを行ない、ゲネプロが終わるや否やメンバーに集まっていただきました。表紙に12人が登場するのは、THE CLARINETのほか姉妹誌のTHE FLUTE、THE SAXでも初めて!!
無事に写真を撮り終えた時には、すでに開場前には長蛇の列……。急いで撤収作業を行ない、メンバーは本番の準備のために楽屋に戻ります。
そして本番は──。NWOのコンサートは、まるでフルコースのよう。日本の第一線で活躍するオケマンたちのサウンドに、吹奏楽の素晴らしさを実感できる時間となりました。
残念ながらチケットを入手できなかった人、聴きに行けなかった人は、先日発売されたライブCDでNWOのサウンドを堪能してください。

なにわオーケストラルウィンズPhoto:土居政則

吹奏楽の王道ともいえる名曲たちを詰め込んだ2枚組のCDの中身は、グレイアムの『ファンファーレ』で始まり、ネリベルやバーンズ、さらには今年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲全5曲が収録されている超豪華盤。もちろん会場で演奏を聴いた人もまたNWOの世界に浸ることができます。 指揮にはクラリネット奏者の金井信之氏他、ゲスト指揮者として前作に続き大阪淀川工科高校の丸谷明夫氏、玉名女子高校の米田真一氏を迎え、吹奏楽界の2トップ指揮者がその実力を魅せています。アンコール2曲も含めた全15曲(2枚合計)のライブ録音CDは、本番ならではの会場の緊張感漂う雰囲気を存分に味わうことができるでしょう!

なにわ《オーケストラル》ウィンズ2015

なにわ《オーケストラル》ウィンズ2015」

【BOCD7395-96】¥2,400(税抜)
[指揮]金井信之、客演:丸谷明夫、米田真一
[演奏]なにわ《オーケストラル》ウィンズ
[曲目]グレイアム:大学祝典ファンファーレ、オリヴァドーテイ:序曲「林檎の谷」、ネリベル:交響的断章、ヘス:シェイクスピア・ピクチャーズ、酒井 格:森の贈り物、リード:アルメニアン・ダンス・パートⅡ、アッペルモント:交響詩「エグモント」、バーンズ:交響曲第3番、石原勇太郎:天空の旅 – 吹奏楽のための譚詩 -(課題曲Ⅰ)、佐藤邦宏:マーチ「春の道を歩こう」(課題曲Ⅱ)、西村 朗:秘儀Ⅲ - 旋回舞踏のためのヘテロフォニー(課題曲Ⅲ)、田坂直樹:マーチ「プロヴァンスの風」(課題曲Ⅳ)、朴 守賢:暁闇の宴(課題曲Ⅴ)、[アンコール]ルヴォー&フランソワ:マイ・ウェイ、スパーク:メリー・ゴーランド

 


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