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東京007 Super Clarinet Ensemble 始動!
クラリネット奏者の藤井一男氏が新しいプロジェクトを進めている。その詳細を訊いてみた。
7人の女サムライによるアンサンブル
東京007のメンバー。左から平塚友美(E♭)、野辺かれん(B♭)、中野つかさ(B♭)、福留亜音(Pf)、中野絢寧(B♭)、増山佳菜(Alto)、小和田芽愛(Bass)
ニュークラアンサンブル
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新しいプロジェクトを進めているようですね。
藤井
常々思っていることだけど、音大を卒業しても演奏の仕事が少ない。もっとメーカーや先生、先輩たちがサポートしてくれたらいいんだけど、やはり各々が動かないことも大きな原因の一つだと思います。そこで、私がサポートするかたちで演奏が上手な若者を集めてアンサンブルを組もうと。E♭クラ×1 、B♭クラ×3、Altoクラ×1、バスクラ×1、そしてピアノという7人のグループです。“7人の侍”のように、それぞれが自分の仕事をしっかりこなし、結果としていい音楽ができればいいよね。何をするかというと、吹奏楽コンクールの課題曲を使って、クラリネットパートはそのまま吹き、足りないところはピアノが演奏する。これを曲にして芸術性も高めていきます。4月に録画をする予定で、YouTubeにひと夏公開します。その再生回数が多ければ、秋から吹奏楽のレパートリーでコンサートをしたいと思っています。
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どんなグループなのでしょうか?
藤井
グループ名は東京007 (ゼロゼロセブン)、副題にSuper Clarinet Ensembleが付きます。2月に初顔合わせをして音出しもしてみました。なかなか面白くなりそうです。メンバーは平塚友美(E♭)、野辺かれん(B♭)、中野つかさ(B♭)、中野絢寧(B♭)、増山佳菜(Alto)、小和田芽愛(Bass)、福留亜音(Pf)の7名。「聴かせられる、魅せられる」、そんなグループにしないといけないから、自立できるまでのサポーターが私の役目です。
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アイデアが豊富ですね。
藤井
やるからにはきちんとしたコンセプトがあって、今後も続けていけるようにしないといけない。この東京007を埋もれさせないためにも、どうやって特徴を出すのかを常に考えています。例えば、ピアノだけ赤い服を着せて、他は白または黒にする。演奏時は立奏にする予定で脚に自信があればミニスカートでもいいんです。私がいろんなアイデアを出すからメンバーには「先生はAKB48の秋元康さんみたいですね」って言われていますよ(笑)。
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今後の展開を楽しみにしています。ありがとうございます。
東京007 Super Clarinet Ensemble
Twitter @tokyo007sce