ディルク・アルトマン氏が来日しました!
2012年9月10日発行のThe Clarinet vol.44で表紙を飾り、昨年4月には大阪音楽大学で公開レッスン講師を務めたDirk Altmann氏が今年も来日! 数々の名場面を残しました。
今回は、2013年春に結成した室内楽合奏団「Ludwig Chamber Players(ルートヴィヒチャンバープレイヤーズ)」のメンバーとして日本ツアーに臨んだそう。知る人ぞ知るその合奏団とは、ドイツの名門シュトゥットガルト放送交響楽団の奏者で、それぞれが多数の受賞歴を持つソリストでもある今注目の実力派です。
他のメンバーよりも2日早く来日したアルトマン氏は、4月21日(月)に大阪市立阿倍野区民センター小ホールにて、美ら音工房ヨーゼフ主催の「Farbe Concert IV」に出演し、ブラームス『クラリネットソナタ第2番』などを熱演。また、Pfの岡本麻子氏を始めとする関西のトッププレイヤーたちとの協演ではモーツァルト『ピアノ五重奏』、アンコールにベートーヴェン『ピアノ五重奏(第1楽章のみ)』と、なんとも贅沢なプログラムで観客を魅了しました。
ツアーにより一日単位で日本中をかけ巡るアルトマン氏は、合奏団メンバーを引き連れてヨーゼフ本社工場のある沖縄へ。同社の協力を得て、29日には公開レッスン、30日には浦添市てだこホール・大ホールにてLudwig Chamber Playersの初沖縄公演を実現しました。大阪から岡本氏(Pf)と大森氏(大阪フィル首席Ob奏者)をゲストに招いたモーツァルト『ピアノ五重奏』の他、合奏団真骨頂のベートーヴェン『七重奏曲』を披露し、その洗練されたクラシック音楽と、演奏からも伝わってくる彼らの人柄の温かさが多くの聴衆の心をとらえました。
関係者によると来年も来日するかもしれないとのこと。来日のたびに日本各地にファンを増やしてゆくアルトマン氏の今後の活躍に、目が離せません!