B→C 川上一道クラリネットリサイタル
第81回 日本音楽コンクールで第1位を受賞し、現在山形交響楽団の首席奏者として活躍する川上一道さんが、東京オペラシティリサイタルシリーズの「B→C(ビートゥーシー):バッハからコンテンポラリーへ」に登場する。
バッハと現代曲を軸に演奏家が自由にプログラムを組むことによって様々な魅力を発揮するこの人気シリーズ。2009年度から東京以外の都市でも開催しており、川上さんは自身の故郷・沖縄でも公演を行なう。
演奏するのはB♭クラリネットだけでなく、バセットクラリネットやE♭クラリネットを使用する曲も並び、バラエティに富んだプログラムとなっている。
東京で本格的なリサイタルを開催するのは初めてとなる川上さん。今回のB→Cシリーズでは、クラリネットという楽器の魅力を存分に味わえるようなコンサートにしたいと言う。
また、沖縄公演では自分が頑張っている姿を故郷の人に見てもらうことを楽しみにしており、感謝の気持ちを音で表現したいと、その意気込みを語ってくれた。
さらに詳しい内容は誌面でチェックしてほしい。
東京オペラシティ リサイタルシリーズ
B→C 川上一道クラリネットリサイタル
東京公演
日時:11月10日(火) 19:00
会場:東京オペラシティ リサイタルホール(初台)
料金:3,000円(税込)
問合せ:東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
沖縄公演
日時:10月31日(土) 15:00
会場:浦添市てだこホール(沖縄)
料金:3,000円(税込)、学生(高校生以下)1,500円(税込)
問合せ:浦添市てだこホール 098-942-4360
川上一道│ Ichido Kawakami
1982年沖縄県生まれ。10才からクラリネットを始める。沖縄県立芸術大学音楽学部卒業。同大学院修士課程修了、山本賞受賞。2006年第75回日本音楽コンクール・クラリネット部門第2位。2008年第7回日本クラリネットコンクール 第2位。2009年JTが育てるアンサンブルシリーズに出演。第78回 日本音楽コンクール・クラリネット部門入選、岩谷賞受賞。第20回日本木管コンクール・クラリネット部門最高位(1位なし2位)、コスモス賞受賞。2012年「アフィニス夏の音楽祭」にソリスト出演。同年、第81回日本音楽コンクール・クラリネット部門第1位及びE.ナカミチ賞受賞。2013年に山形にてリサイタルを開催、好評を得る。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」に出演。沖縄県浦添市より「輝くてだこ市民賞」を受賞し、記念リサイタルを開催。2014年沖縄タイムス芸術選賞奨励賞受賞。クラリネットを狩俣裕、与那嶺優子、新垣亜貴子、横井操、村井祐児、川畑真一に師事。洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団首席奏者を経て、現在山形交響楽団首席奏者。オーケストラの他、ソロ、室内楽など活動は多岐にわたり、その高い技巧と芸術性で多くのファンを魅了している。