クラリネット記事 第3回 | 巨匠たちのありえない競演の巻 十亀正司の世界の名盤・珍盤 
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The Clarinet vol.27(2008年6月発売)

第3回 | 巨匠たちのありえない競演の巻 十亀正司の世界の名盤・珍盤 

世の中に名盤はたくさんありますが、今回ご紹介するのは“ありえない競演”、しかもそれが巨匠モノだったらなおさら「聴いてみたい!」というアルバムを紹介しましょう。それぞれのプレイヤーが経てきた道のりを考えながら楽しむのも一興です。

 

1. ランスロVSドプリュ


まず一枚目は、フランスの巨匠ジャック・ランスロ氏とギイ・ドプリュ氏の競演です。僕の知る限り、後にも先にも二人がデュエットしているアルバムはこれしかありません。同じフランスの巨匠でありながら、音色や演奏スタイルは水と油だと思っていたので、学生時代にこのアルバムを先生から紹介された時は目を疑いました。

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・1. ランスロVSドプリュ(続き)
・2. 浜中浩一VS村井祐児
・3. 30数名のクラリネット・バトル

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