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THE FLUTE vol.175 close up
れこると 二人のオリジナル。自然、癒やし、すべてが感じられるアルバムをリリース
[この記事の目次]
ユニットをやらないと!と直感を得た瞬間
塩谷信洋、横山聡子両氏から成るフルート・デュオ“れこると”。出身大学、年齢、活動歴など、まったく異なる二人によるユニットだ。彼らが初めてとなるCD「笛の音収穫体験しませんか?」を4月にリリースした。タイトルだけを見てもユニークだが、彼らはいたって自然体なのだ。このアルバムでは、ベーム式フルートだけではなく、珍しい5鍵フルート、円錐管フルートも使っている。またYouTubeでは竹林や山などで撮影した動画も公開しており好評を得ている。彼らの“自然体”について話を聞いた。
ユニットをやらないと!と直感を得た瞬間
─
─“れこると”をお二人が結成するきっかけは?
塩谷
アジアフルート連盟の台湾の演奏旅行で、初めて横山さんに会いました。その後仲良くなって、一緒に何かやりたいと思ってたんです。
横山
具体的にフルート2本で何ができるのか考えていました。そんなときに埼玉県の、とある畑でのコンサートの仕事が入ってきたんです。
塩谷
演奏するステージはビニールハウスの中のぬかるんだ地面(笑)。水菜や里芋に囲まれた状態でしたが、そのときにフランス語で「収穫」を意味する“れこると”というユニット名をつけました。
横山
それが2018年12月のお仕事で、フルート2本でも面白いことができると感じたんです。
─
フルート以外にピアノなどは入れないのでしょうか?
塩谷
ゲストという形では来ていただくのですが、横山さんもピアノを弾くこともあります。
横山
そのときは塩谷さんがいろんな笛を吹いています。
塩谷
プロフィールにもありますが、僕は「なんでも屋フルーティスト」なんです。フルートを一生懸命練習したのに、一番評判が良かったのは鼻笛ってこともあります(笑)。
─
自分たちも楽しみながら活動しているのを感じます。
塩谷
そうですね。デュエットで活躍している方はたくさんいますけど、“れこると”を始める時に、他のユニットではできないことができるはずだと。若いころではなく、ある程度いろんな経験をしてきた今、ユニットを組んだ分、できることが増えたという感じがしますね。
横山
演奏旅行って、食事を一緒にしたり、話をする時間が結構あるでしょう。そのときに音楽だけでなく、ものの見方も似てるなと感じたんです。
塩谷
新宿のカラオケボックスで初めて合わせをしたのですが、これはユニットを本格的にやらないと!と直感しました。
次のページの項目
・インパクトを受けた楽譜とは?
・音色に惹かれて5鍵フルートを
・オリジナル性溢れたアルバム
CD information
好評発売中!
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「笛の音収穫体験しませんか?」
【SYM-0003】
[演奏]フルート・デュオ“れこると”〈塩谷信洋、横山聡子〉、南雲彩(Pf)(M1)
[収録曲]福田洋介:さくらのうた(5key-Flute & Alto Flute & Flute & Piano)、W.A.Mozart(高下二郎編曲):Sonata K.292 (Alto Flute & Bass Flute)、C.Stamitz:Duet op.27-1(5key-Flute Duo)、岩田学:花信風(Conical Bohem Flute&5key-Flute)、A.Reicha:3 Romanzen op.21 (Flute Duo)、T.Shimizu:Outdoor Concert(Green/竹林の蒼い風/Autumn Colors/冬枯れの森)、F.Couperin(塩谷信洋編曲):L'adolescente (Alto Flute & Bass Flute)
[収録曲]福田洋介:さくらのうた(5key-Flute & Alto Flute & Flute & Piano)、W.A.Mozart(高下二郎編曲):Sonata K.292 (Alto Flute & Bass Flute)、C.Stamitz:Duet op.27-1(5key-Flute Duo)、岩田学:花信風(Conical Bohem Flute&5key-Flute)、A.Reicha:3 Romanzen op.21 (Flute Duo)、T.Shimizu:Outdoor Concert(Green/竹林の蒼い風/Autumn Colors/冬枯れの森)、F.Couperin(塩谷信洋編曲):L'adolescente (Alto Flute & Bass Flute)
THE FLUTE175号読者プレゼントとして、こちらのCDを3名様にプレゼント! 応募方法は雑誌をご覧ください。
Profile
フルート・デュオ“れこると”
感覚派フルーティストの横山聡子と、何でも屋フルーティストの塩谷信洋の2人によるユニット。“れこると”はフランス語で「収穫」を意味する。演奏を楽しんで聴いていただけることが、2人にとって一番の収穫と思えるところから命名。フルート2本の演奏の他、様々な笛や鍵盤楽器に持ち替えながらのパフォーマンスと、幅広いジャンルでのレパートリーの豊富さが大きな魅力。全国各地、様々なシチュエーションでアクティブに演奏活動を展開している。
https://recolte-fl.jimdofree.com/
フルートデュオれこるとYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCG23QKwgwgxSTot_NYoQprQ
https://recolte-fl.jimdofree.com/
フルートデュオれこるとYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCG23QKwgwgxSTot_NYoQprQ
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