フルート記事 ハーメルンは笛吹き│第1回
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THE FLUTE vol.176

ハーメルンは笛吹き│第1回

LESSON

ハーモニーの研究から水滴除去のための画期的なグッズ発明まで、フルートにかかわるあれこれを日々考え続ける“ハーメルン渡邊”がお送りする連載。つい追いかけていきたくなる探求世界へ、あなたを案内します♪

ハーメルン渡邊(渡邊哲夫)
国立音大フルート科卒。金昌国、故高橋安治、石原利矩の各氏に師事。合唱指揮を故H.Jコルロイター、齋藤指揮法を高階正光、オーケストラ指揮を故クルト・レーデル各氏に師事。83年OAGドイツ文化会館にて指揮リサイタルを行なう。フルート協会主催デビューリサイタルに出演。東京ゾリステン「コンチェルトシリーズ」に二度共演。1988年吹奏楽コンクールで足立区立東島根中を僅か6回の指導で金賞を獲得。2000年よりクレール木管五重奏団を主宰。2008年世界初正しいハーモニーを作るメソッド「これが差音だ」を完成。ヤマハ講師。自称蕎麦打ち名人。

頭を悩ませ編み出した「フルートスルー」とは…?

ハーメルン渡邊、知る人ぞ知る、知らない人は知らない笛吹きでございます。
世界が、日本が新型コロナウイルス感染症で大変な状況に陥っている真っ只中にこの原稿を書いております。
緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ事態が収束を迎えるのは先のようです。どうか私たち一人一人が心を一つにして困難な事態を乗り越えようではありませんか。

さて本誌発刊当初、私は執筆・取材・インタビュー・演奏会講評などをお手伝いさせていただきました。自称も他称も「そば打ち名人」との評判もございます。
その昔の本誌企画、箱根「アンサンブルカーニヴァル」では、打ち上げの時に100人程の前で十割そばを打ち始めました。大晦日の夜7時にはご近所数軒にそば職人さながらの出で立ちで走り回っていました。
その頃は喜び勇んで打っていたものの、歳を取るにつれて12月に入ると心身ともに辛くなり、終には苦痛にもなってきた一昨年を最後に「今回限りでご勘弁を!」と宣言した後は、心も晴れて新年を迎えた次第です。
一方、「音楽家は美食家でもある」と世間では言われることがあります。ご多分に洩れず小生はあちこち触覚を張り巡らし足繁く食べ歩くうちに、良い店の判断基準が舌と脳に刻まれるようになりました。和洋を問わずチャンスをみつけては本誌に書き記そうと思っています。
そろそろ本題に入りましょう。
私が貴方にお伝えしたいテーマは……

・ハーモニーの研究成果
・ためになってダメにならない!
・上達しない練習法(⁉)
・感動しない演奏とは(⁉)
・美味しい話、そうでない話
などなど。

(次のページへ続く)


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