フルート記事 ハーメルンは笛吹き│第9回
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THE FLUTE vol.184

ハーメルンは笛吹き│第9回

LESSON
ハーメルン渡邊(渡邊哲夫)
国立音大フルート科卒。金昌国、故高橋安治、石原利矩の各氏に師事。合唱指揮を故H.Jコルロイター、齋藤指揮法を高階正光、オーケストラ指揮を故クルト・レーデル各氏に師事。83年OAGドイツ文化会館にて指揮リサイタルを行なう。フルート協会主催デビューリサイタルに出演。東京ゾリステン「コンチェルトシリーズ」に二度共演。1988年吹奏楽コンクールで足立区立東島根中を僅か6回の指導で金賞を獲得。2000年よりクレール木管五重奏団を主宰。2008年世界初正しいハーモニーを作るメソッド「これが差音だ」を完成。ヤマハ講師。自称蕎麦打ち名人。

味覚を目覚めさせるある鮨店とは

味の好みは千差万別。しかし、これはどうしても譲れないというこだわりは、どなたにもおありではないでしょうか。なんでも良いんだよ、とおっしゃる向きもいらっしゃるでしょうが、一緒に食事するお相手としては、会話のテーマを他に見つけなければなりません。

40年以上にわたり柏市(千葉県)に出向く私は、仕事場のすぐ近くにある鮨店で客の出入りを見たことがありませんでした。
その時はランチタイムで、お客さんの出入りをたまたま目にしたのです。早速は私はサイトを開き「福鮨本店」をチェックしますと、ある口コミには「名店です」という言葉を目にしました。そして私は意を決してその日を決めたのです。
玄関の看板には「上にぎり2,500円、にぎり1,600円、ちらし1,500円」とあり、初めてなので1,600円と心に決めて引き戸を開けますと、何と神々しい世界が!
白木のカウンターがL字にあつらわれ、オレンジ色に輝く電球が店内を照らし、お客さんは数名おられました。助手の方が「何にいたしましょう」と言うので、初めての店での妙に味わってしまった緊張に押されてランクアップ! 「上にぎりでお願いします」と告げたのです。

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