フルート記事 これだけは抑えておきたい基礎練習
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やっておきたい“魔法”の基礎練習

これだけは抑えておきたい基礎練習

LESSON

東京佼成ウインドオーケストラ ピッコロ&フルート奏者 丸田悠太氏と、元シエナ・ウインド・オーケストラの金野紗綾香さんがおすすめする基礎練習。初心者から取り組んでいただきたい内容です。

これだけは抑えておきたい基礎練習

丸田悠太
(東京佼成ウインドオーケストラ ピッコロ&フルート奏者)
※THE FLUTE113号より再構成

無理をせず、なが~く使える基礎練習を

皆さん、フルートを吹くのはお好きですか!? もちろん、THE FLUTEをお読みいただいている皆さんは大好きですよね♪
フルートを始めたばかりの初心者の方は、早く上手になってあんな曲やこんな曲などたくさん演奏してみたいのではないでしょうか。初心者の域は過ぎたという方も、さらにレベルの高い曲に挑戦したいとお思いのことでしょう。ここではビギナーの方もそうでない方も、長~く使っていける基礎練習をお勧めさせていただきます。
ただ“基礎練習”と聞くと、多くの方々は「難しそう……」とか「めんどくさそう……」というイメージをお持ちになられると思います。「フルートを吹くのは好きでも、練習はキライ」という方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。でも「急がば回れ」ということわざが示すように、上達のためには基礎練習は避けて通れません。
皆さんそれぞれの生活リズムに合わせて練習時間を作っていると思います。長く続ける大事なコツは“無理をしすぎない”ということと“どんな練習でも必ず楽しむ”ということです。ここに載っている練習も無理をせず、ご自分のペースに合わせて取り入れてみてくださいね♪
私個人としては“初心者だからこのテキストを”というような考えはあまりなく、同じテキストで活用方法とアプローチを変えてお勧めしております。それではその中からいくつか紹介していきましょう。

基礎練習の分類

基礎練習は主に4つのカテゴリーに分類されます。

(0.ハーモニクス)
1.ロングトーン
2.半音階(クロマティック)
3.音階(スケール)
4.分散和音(アルペジオ)

という4種類です。

この4種類をバランス良く取り入れて練習していくことをお勧めします。ウォーミングアップ感覚で取り組んでいただきたいからです。
初心者の方は、まず運指をたくさん覚えないとこれらの練習が進められません。いきなりすべての練習をこなすことは不可能なので、まずロングトーンと半音階からできるように頑張ってください。

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