第8回|憧れのボサノヴァ
皆さんこんにちは!
春があっという間に過ぎ去り、瞬く間に夏が近づいてきました☀
フルートと音楽を楽しんでいらっしゃいますか??
さて、読者の皆様からときどきいただく「ボサノヴァを始めてみたいけれど、どう吹いたらいいか分からない💦」というお声。吹くならおしゃれに演奏したいですよね!
そこで、ボサノヴァ入門&これから吹いてみたい!と思っている方向けに、こちらの曲集をご紹介します!
※画像をクリックすると詳細ページをご覧いただくことができます^^
はじめよう!フルート de ボサノヴァ
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【ここからはじめよう!フルート de ボサノヴァ】
ブラジル音楽の一つボサノヴァ。ここではボサノヴァを演奏するにあたり必要な要素を確認🌟鍵となるボサノヴァのリズムも出てきます! リズムのノリや感覚は、クラシックに慣れていると最初は違和感があるかもしれませんね。しかし! この曲集を制作した当時に伺った大久保さんのお話によると(曲集には載っていないお話です)、難しそうな先入観があるというボサノヴァのリズムは、実はジャズのような裏拍、裏ビートではないとのこと。この事実はあまり知られていないそうですが、クラシックと同じ拍のとり方で、拍子のとり方だけ慣れていくことができると、クラシックをやっている方はジャズを学ぶより導入しやすいのがボサノヴァなのだそうです。そう考えるとできそうな気がしてきますよね!
また曲集内では、動画「大久保はるかのボサノヴァレッスン」の中でもポイントとなるlessonをピックアップして解説。スウィングやコード・ネームなど、最初だからこそ知っておきたい重要なポイントを取り上げているので、丁寧に習得したい部分です。
【第1章】基礎練習
いよいよ本編に突入です。音名の読み方、度数や「長・短・完全」といった音程の種類など、楽典的な要素から、先ほども出てきたコード・ネームまで細かく解説。コード・ネームに関しては前述した音程の種類を理解しておく必要があるので、丁寧に進めてみてください。掲載されている「キホンコード一覧表」はこの先も大いに役立ちそう! コードに慣れてきたら、ページを進めてアルペジオで吹いてみましょう。
続いてはコードスケールの関係やジャズスケールについて学びます。ここまで来ると、ちょっとずつボサノヴァがどんな音楽なのか掴めてきたでしょうか? この曲集は、ギターとバーカッションのバックミュージックが入っている「練習トラック」音源付きなので、ボサノヴァの雰囲気を感じながら楽しく練習していただけると思います♪
憧れの演奏と自分の演奏、何が違うのか響きを感じながら気が付けるようになると、より高みを目指せそうです◎
【第2章】ボサノヴァの名曲を吹こう!
待ちに待った名曲を習得する第2章に到達です!
ボサノヴァを吹きたいと思っている方が憧れる名曲の数々を、プロによる解説つきで挑戦できるのは嬉しいですね🎶CD連動の『イパネマエクササイズ』にも注目です!
STEP1~STEP4の段階別になった解説と演奏のポイント、Chord&Scale 、アドリブ作成表が載っているので、着実に曲を仕上げていくことができます。
メロディとコード・ネームのみが書かれた楽譜(リード・シート)を見てテーマを吹き、コード進行だけを見てアドリブを吹けるようになるのがミッション✨
収載している曲は下記のとおりです。付属CDの試聴音源(下記参照)もぜひお聴きください!
CDには模範演奏だけでなくカラオケ音源もついているので、慣れてきたら音源に合わせて演奏してみてくださいね💿
1.O Grande Amor(大いなる愛)
2.Wave(波)
3.Garota de Ipanema(イパネマの娘)
4.Águas de Março(3月の水)
5.Triste(悲しみ)
6.O Morro Não Tem Vez(Favela/ファヴェーラ)
7.Travessia(トラヴェシア)
最近は身近なカフェなどでも自然と耳にしているボサノヴァ。「吹いてみたいな」と思っても、ちょっとハードルが高いと感じていらっしゃる方も多いかもしれません。「はじめよう!フルート de ボサノヴァ」は解説が分かりやすく、これからボサノヴァを始める方も安心して使えるので、ぜひこの機会に活用してくださいね🌱
本誌では「初心者から!ボサノヴァにチャレンジ」を連載中!
THE FLUTE本誌では、KONNODUOの紺野紀子さんによる「初心者から!ボサノヴァにチャレンジ」を連載中📖 THE FLUTE Vol.194(2023年6月10日発売)が最終回となるので、こちらもお見逃しなく!
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