第12回|フルートの歴史と文化をめぐる
皆さん、こんにちは!
9月に入り、やっと過ごしやすい気候の日も増えましたね。
ところで皆さんは、フルートがヨーロッパから日本に入ってきたのがいつの時代だったのかご存じでしょうか?
フルートや横笛が描かれた絵画をいくつ見たことがありますか?
現在、オーケストラを聴くべくコンサートホールに入ったときに、そのホールで楽器の音色や演奏がどんなふうに響くのか、どのような設計になっているのか気になったことはありませんか?
今日はそんな疑問に応えるような、バックナンバーのセットをご紹介します!
THE FLUTE 文化シリーズ3冊セット
(Vol.128-Vol.130)
THE FLUTE 文化シリーズ3冊セット(Vol.128-Vol.130)はこちらから☆
第一章 THE FLUTE Vol.128「日本近代史とフルート」
ヨーロッパ人が初めて日本にやってきたのは1540年代。そのあと、フランシスコ・ザビエルやマシュー・カルブレイス・ペリーなど、日本史そして世界史に欠かせない人物たちが来日するわけですが、フルートの初来日はいつなのでしょうか?
この号では日本と世界の出来事を照らし合わせながら、フルートと音楽史をたどります。
例えば18世紀頃、《日本で徳川吉宗が江戸幕府八代将軍になった約30年後に、ドイツのヨハン・セバスティアン・バッハによって『音楽の捧げ物』が書かれた》ことに気がつくと、なんだかワクワクしませんか?
※本誌に掲載されている情報は、当時のリサーチに基づくものです
【番外編】
フルートの歴史を知りたいときは、下記のWeb記事もオススメ!
こちらはTHE FLUTE Vol.150のダイジェスト版になります。
時代とともに楽器の材質やメカニズムも変化し改良を重ねてきたフルート。ルネサンス・フルート、テオバルト・ベームの発明によるベーム式フルートの誕生、ルイ・ロットが作られるに至るまで、歴史のあらすじをお読みいただけます。
残念ながらVol.150本誌の在庫はすでになくなっているのですが、もしもお手元にVol.150をお持ちの方がいらっしゃれば、そちらもぜひ読み返してみてくださいね(^^)
※どなたでもお読みいただける無料のWeb記事です!
知って楽しむ フルートの歴史 ♪ダイジェスト♪
第二章 THE FLUTE Vol.129「美術とフルート」
まずはフルートが描かれた歴史ある絵画をご紹介♫
あまりにも有名な「笛を吹く少年」は、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
後半は、NHK交響楽団でも活躍したプロ・コントラバス奏者であり、プロの画家でもあるという、稀有な肩書きをもつ志賀信雄さんのインタビューも掲載しています。志賀さんはなぜ画家を目指したのでしょうか?
インタビューでは「音を色で表すと……」など、美術と音楽の密接な関わりや、絵画に本格的に取り組むことでの相乗効果についてお話しいただきました。みなさんも新たな感覚を垣間見ることができるかもしれません。
特集の最後は「作曲家を魅了した絵画」で締めくくります。
また、当時連載していた「LYNXのEmsenble Style」では、ムソルグスキー(ラヴェル編)『展覧会の絵』より「キエフの大門」を解説していただくとともに、LYNXが思う美術についてもお話しいただきました。
音楽も美術も芸術分野。いろいろな感覚をフルに使って味わいたいですね!
第三章 THE FLUTE Vol.130「建築とフルート」
Vol.130の「フルート×建築」では、日本各地のコンサートホールに注目! 東京のオペラシティ コンサートホールやハクジュホール、愛知の宗次ホールなど、日本を代表するコンサートホールがズラリ。コンクールや演奏会で実際にステージに立ったことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
一口にコンサートホールと言っても、シューボックス型、アリーナ型、扇型など様々あるので、それぞれの違いを知った上でホールの響きを楽しむのも、醍醐味かもしれません。各ホールの残響秒数など、特徴を知ることができますよ!
後半では「音楽のある暮らし」として、ご自身の自宅やホールをご紹介しています。ホールを使用している際の様子が伝わる、様々な写真とともにお楽しみください。
いかがでしたか?
楽譜からだけではなかなか分からない歴史的背景や、現代まで築かれてきた文化を少しでも感じていただけたら幸いです♪
THE FLUTE 文化シリーズ3冊セット(Vol.128-Vol.130)はこちらから☆