フルート記事 自在なフィンガリングを目指す
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レベルアップのための基礎練習見直し講座

自在なフィンガリングを目指す

LESSON

憧れのフルート奏者のように指をパラパラ動かしたい!と思う人は多いもの。指を自在に動かすには……やっぱり訓練が必要です。ここでは効率的なフィンガリングの練習を見ていきましょう。

正しいフルートの持ち方はできていますか?

右手:自然に下から腕を上げてできた形が一番自然な手の形です。親指は下から上に持ち上げる力で(重要なことは、自然にしている状態での向きを変えないこと)、これに対して小指はバランスをとり楽器を挟む力。

左手:人差し指第三関節(MP3関節)の上の部分で体の方向に引き寄せる力をかける。
この状態ができたら、最後に楽器を口に持っていきます。下唇のすぐ下のくぼみの部分が顎です。下唇の厚みは個人差がありますが、できれば自然に顎に引っかかっている感覚が最も効率が良いです。

この体勢が整って初めて指が自由になります。第三関節(MP関節)を支点として動かすことが最も効率よく力をキィに伝えます。指は丸めてしまうと握る力がかかり、指先は自由に動きません。指を速く動かすようにするためには、不要な力を抜いて指が自由になっていることが絶対的に必要です。キィを押さえつけるように楽器を持っていたり、左手の人差し指付け根の支点がぐらついていると、いくら頑張ってもスムーズな動きにはなりません。

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