フルート記事 リンクスのEnsemble Style 第26回
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小フーガ BWV578

リンクスのEnsemble Style 第26回

LESSON

フルートカルテットとして活躍しているLYNXにフルートアンサンブルの奏法を教えてもらいます。 第26回はJ.S.バッハ作曲の「小フーガ BWV578」です。

リンクスのEnsemble Style 第26回 小フーガ BWV578

フルートカルテットとして活躍しているLYNXにフルートアンサンブルの奏法を教えてもらいます。
冒頭の旋律が印象的なJ.S. バッハのオルガンのための曲です。一つの主題を複数のパートで模倣しながら追いかけて演奏する形式、フーガの代表的な作品のひとつです。
誌面ではLYNXのアナリーゼ付き楽譜とメンバーの楽曲解説や演奏エピソードを掲載しています。

Check Point 
“本能と知性に働きかける、バッハの名作”  佐藤 麻美
テーマ曲の楽曲解説からアナリーゼをしてくれています。

 

ある日のLYNX

リンクスのメンバーのプライベートに迫る「ある日のリンクス」。リンクスの練習や子育てについて紹介

●大事です、睡眠! 松崎麻衣子

突然ですが、皆さんは「良い睡眠」がとれていますか? 私自身、以前は大して気にしていなかったのですが、子供が生まれた途端に中々思うように寝られなくなり、以降ずっと、悩みの種となりました。
新生児期はもちろん、夜ある程度まとまって寝るようになっても寝かしつけに苦労する日々。眠ってからも寝相が悪く、こちらは何度か起きて布団をかけ直すので、中々まとまってグッスリ眠ることができず、そもそも子供の睡眠時間は足りているのか? 寝室を分けて寝ている夫の轟音のいびきが離れた部屋まで聞こえてくるけど、あれは熟睡できているの? 等々気がかりでした。
そんな時、「睡眠初級講座」というものを人から勧められ、受けてみることにしました。丸一日の講義なんて久しぶりで、それこそ寝てしまったらどうしよう?とも思いましたが、良い眠りのための環境、夢の不思議、睡眠に関連した病気の話など、面白くてすぐに1日が過ぎ、最後の試験にも合格して「初級睡眠指導士」の資格をもらえました!
私の中で1番の発見は、寝ている間に疲労や肌荒れを回復する「ゴールデンタイム」は午後10時~午前2時というのが、実は都市伝説だったという事実。その時間帯に修復・再生のための成長ホルモンが最も分泌されるから、という説でしたが、実は時間帯にはまったく関係ないそうです。成長ホルモンは「眠り始めの3時間」に集中して分泌されるので、何時に寝ようとゴールデンタイムは寝始めの3時間。その時にいかに質の良い睡眠をとるかが大事だということです。

ある日のLYNX

実際、子供を寝かしつけながら自分もうっかり夜9時前に寝てしまい、夜中12時過ぎに目が覚めて家事の残りや仕事をしてから午前2~3時に2度寝、というパターンがよくあるのですが、「あ~またまとめて寝られなかった……」と思う反面、夜中に目が覚めると妙にスッキリしていて、作業がはかどるのです。睡眠学的に理にかなっている、そんなに悪い寝方じゃなかったんだと思えるだけで、気分的にも全然違います。
そして夫も、いびきによる睡眠時無呼吸症候群の治療を始めて睡眠の質が向上。健康に大きく影響する睡眠の重要さを、子育てに振り回されたお陰で見直せました。本誌でも145号で練習と睡眠の関係が特集されていましたが、眠りを効率よく、上手に利用するのって本当に大事ですね。最近は、子供の寝付かせの時にかける曲選びや曲順を研究中。音楽と眠りについて、またお伝えしたいと思います!


フルート奏者カバーストーリー