「なんて楽しい音楽なんだろう!」赤木りえ
熱気に満ちたこの7月、東京目黒のライブハウス「ブルース・アレイ・ジャパン」で繰り広げられた、さらに熱いラテンミュージックのライブ。リーダーとなったのは、カリビアンフルートの第一人者、赤木りえさんだ。赤木さんとは旧知のパーカッショニスト、フレディ・ミランダ・ジュニア氏のハワイへの転属が決まり、その“さよならパーティー”として行なわれたのが今回のライブだ。フレディ氏の力強いパーカッションにもまったく引けを取らないパワフルな音色が、細い体躯から繰り出される─そんな彼女の演奏は、終始観客を圧倒していた。“フルートを演奏する”ことをはるかに超えたパフォーマンス、グルーヴ感に満ちた演奏に秘められた極意……そんな赤木りえの世界を探るべく、インタビューを行なった。
熱気に満ちたこの7月、東京目黒のライブハウス「ブルース・アレイ・ジャパン」で繰り広げられた、さらに熱いラテンミュージックのライブ。リーダーとなったのは、カリビアンフルートの第一人者、赤木りえさんだ。赤木さんとは旧知のパーカッショニスト、フレディ・ミランダ・ジュニア氏のハワイへの転属が決まり、その“さよならパーティー”として行なわれたのが今回のライブだ。フレディ氏の力強いパーカッションにもまったく引けを取らないパワフルな音色が、細い体躯から繰り出される─そんな彼女の演奏は、終始観客を圧倒していた。“フルートを演奏する”ことをはるかに超えたパフォーマンス、グルーヴ感に満ちた演奏に秘められた極意……そんな赤木りえの世界を探るべく、インタビューを行なった。
写真:土居政則 取材協力:BLUES ALLEY JAPAN
“重いものを持てないローディ”として……
ベースの澁谷和利さんは、オルケスタ・デ・ラ・ルスとオルケスタ・デル・ソル、両方のラテンバンドのメンバーで、日本のサルサ界ではとても活躍している人。いろんな音楽をよく知っていて、しかも勉強家です。
パーカッションの大儀見元さんは、知り合ったのはもう覚えてないくらいの昔(笑)。オルケスタ・デ・ラ・ルスを立ち上げた人で、その後バンドをやめて、ニューヨークでサルサのミュージシャンたちとずっと仕事をしていたんですね。90年代に帰国して、その頃から彼も私も一昨年亡くなったジャズピアニストの松岡直也さんと20年間ずっと日本全国を回って演奏してきました。お互いに何がやりたいかよくわかったうえで、一緒に演奏ができる仲間という感じです。
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・タンギングとヴィブラート!
・とにかく踊りが好き
・ONLINE限定:アドリブをもっと自由に、上手に吹きこなしたい! どうしたらいいですか?
Rie Akagi