日本近代史とフルート
128号では西洋楽器であるフルートが、いつどのように日本に伝え広まっていったのかを特集。フルートを愛した人たちが当時、どのようにフルート環境をつくっていったのか。日本のフルート史を辿ってみましょう。
128号から毎月3ヶ月連続の発刊となるため、「文化とフルートシリーズ」という3号連続の特集を企画しています。
第一章となる128号は「日本近代史とフルート」と題し、フルートと日本の関わりを歴史から見る特集になっています。THE FLUTEでしか伝えられない、フルートの発展に貢献した偉人たちと知られざる歴史をお届けしましょう。
西洋楽器であるフルートは、いつどのように日本に伝えられ、なぜ広まったのでしょうか。
今回は「日本フルート物語」著者の音楽ライター近藤滋郎氏の協力を得て、日本のフルート史を辿ってみましょう。
・フルートの伝来
・初来日したフルートは
・日本最古の文献
・フルート来航
・日本人初のフルーティスト 飯島太十郎(國廣)
・ワーグナーとゲーテ!?
・フルート吹きであった「君が代」の作曲者 奥 好義
・国産フルート第一号をつくった 村松孝一
日本音楽・フルート史、日本史、世界音楽・フルート史、世界史の4つの軸で年表を掲載。日本とフルートが徐々に結びついていく様子が見えてくるでしょう。
現在の日本にも、フルートが伝わった頃の歴史が感じられる建造物や、資料が遺されている記念館が存在しています。
その当時の面影を今に遺す記念館で開催される展示会の情報も紹介。この機会に足を伸ばして訪れてみてはいかが?
また、誌面ではお伝えしきれなかった施設周辺の風景やオススメスポットを Web限定の記事で紹介しています!
>>>記事ページはコチラ 開港の地 横浜をめぐる
フルートのオリジナル作品には西洋の楽曲だけではなく、邦人作品も多いです。
日本人が作った楽曲には、初めて耳にするときでもなぜか懐かしさを感じるような、日本人の精神が表れています。
128号の楽曲解説で取り上げるのは、昨年惜しくも亡くなられた林光が10代の頃に作曲した『セレナーデ』。
解説は、林氏とも親交が深かった荒川洋氏。楽曲解説と共に林光との出会いなどもお話ししてくれました。
若手からベテランまで、多くの作曲家がフルートの作品を書き、その人気は非常に高まっています。
ここでは聴いてほしい邦人作品を含むCDやいつかはチャレンジしてほしい作品をピックアップしました。