フルート記事 美術とフルート
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文化とフルートシリーズ 第二章  芸術を知ればもっと音楽が見えてくる

美術とフルート

MUSIC

THE FLUTE 128号よりスタートした「文化とフルートシリーズ」の第二弾となる今回は、「美術」に焦点を当て、音楽やフルートと美術の関わりを見ていきます。

THE FLUTE 128号よりスタートした「文化とフルートシリーズ」の第二弾となる今回は、「美術」に焦点を当て、音楽やフルートと美術の関わりを見ていきます。 芸術という、音楽と一緒の分野に入る美術を知ることで、きっと音楽もより深く探求することができるでしょう。

 

フルートが描かれた絵画
笛を吹く少年 マネ

フルートは古い歴史を持っているので、歴史的絵画の中に登場することが多くあります。 描かれている楽器からもおおよその年代がわかるのも興味深いところです。このコーナーでは、フルートを演奏する人ならば知っておきたい、4つの有名な絵画を紹介します。

笛を吹く少年 / エドゥアール・マネ 1866年 油彩 オルセー美術館所蔵

 

 

プロのコントラバス奏者がプロの絵描きになったワケ
志賀信雄

絵画を観て、美術品を堪能し、さらには自身で絵を描き、作品を作る、という美術全般に興味を持つ演奏家は多いですが、すでにNHK交響楽団の奏者として第一線で活躍しながら、53歳にして美術大学を受験、大学院まで修了した“プロの画家”はいないでしょう。今回の特集企画にあたり、元NHK交響楽団コントラバス奏者で、現在も国立音楽大学、桐朋学園大学で教鞭を執りながら、プロの絵描きとして活躍している志賀信雄氏に取材を敢行し、音楽と絵画の関係について語ってもらった。

志賀信雄 1947年大分県日田市生まれ。ベルリン芸術大学卒。ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団を経て、1978年NHK交響楽団入団、コントラバスフォアシュピーラーとして活動。桐朋学園大学講師、2007年より国立音楽大学教授。室内楽の分野でも活動中。 2001年、音楽活動を続けながら多摩美術大学造形表現学部入学、2005年9月の第69回新制作展入選を皮切りに数々の美術コンクールで大賞や入選を果たす。2007年4月多摩美術大学大学院修了。
志賀信雄 NOBUO SHIGAhttp://nobuoshiga.com/

 

 

この夏行きたい!展覧会情報

この夏、フランス パリの至宝をそろえたルーヴル美術展や、フランス印象派の画家 モネ、ユトリロの作品を集めたアートコレクション展、フランスの絵画を集めたロシアのプーシキン美術展など、世界の美術が日本に集まります。また、日本でも人気の高いルノワールを取り上げた映画「ルノワール 陽だまりの裸婦」も今秋公開予定。これからの時期、はずせない美術情報をご紹介しています。
また、展覧会のチケットプレゼントもご用意!ご応募お待ちしております!
展覧会紹介はコチラ │ この夏行きたい! 展覧会情報

 

 

作曲家を魅了した絵画
ドビュッシー 北斎 海 管弦楽のための3つの交響的素描

19世紀に音楽界で始まったロマン主義は、「ロマンス」という言葉に由来し、それまでの作風とは違った感情と直感、強烈な表現力と想像力を重視していました。恋、歴史、哲学、物語、詩、そして絵画などといった手に入らない憧れを表現した標題音楽が新たに開拓されました。ロマン主義以降この動きは強まり、中でも絵画とし音楽の関わりは強くなっていったそう。このコーナーでは作曲家を魅了した絵画の一部を紹介します。

海 管弦楽のための3つの交響的素描 スコア譜/ドビュッシー

リンクスのアンサンブルスタイル
ヴィクトル・ハルトマン キエフの大門

129号の「LYNXのEnsemble Style」は、特別編としてムソルグスキーの『展覧会の絵』から「キエフの大門」を解説!
128号は奏法や演奏アドバイスを取り入れた『展覧会の絵』の「プロムナード」と「殻をつけた雛鳥のバレエ」を解説しましたが、今回はムソルグスキーと絵の関わり、LYNXの思う美術についてお話してもらいました。

キエフの大門 / ヴィクトル・ハルトマン

LYNXの『展覧会の絵』の解説はコチラ │ リンクスのEnsemble Style

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