美術とフルート
この夏、フランス パリの至宝をそろえたルーヴル美術展や、フランス印象派の画家 モネ、ユトリロの作品を集めたアートコレクション展、フランスの絵画を集めたロシアのプーシキン美術展など、世界の美術が日本に集まる。また、日本でも人 気の高いルノワールを取り上げた映画「ルノワール 陽だまりの裸婦」も今秋公開予定。
これからの時期、はずせない美術情報をご紹介しよう。
フランスのルーヴル美術館展が今年の夏、東京上野の東京都美術館に上陸。本展はルーヴル美術館全8美術部門(絵画、古代エジプト、古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術、古代オリエント美術、彫刻、美術工芸品、イスラム美術、素描・版画)が総力を挙げて「地中海」をテーマに企画し、西洋と東洋を結ぶ地中海世界の四千年におよぶ歴史的・空間的な広がりを、ルーヴルが誇る200点を超えるコレクションを展示して紹介します。
アルテミス通称「ギャビーのディアナ」
100年頃
©RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF
フランスのルーヴル美術館展が今年の夏、東京上野の東京都美術館に上陸。本展はルーヴル美術館全8美術部門(絵画、古代エジプト、古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術、古代オリエント美術、彫刻、美術工芸品、イスラム美術、素描・版画)が総力を挙げて「地中海」をテーマに企画し、西洋と東洋を結ぶ地中海世界の四千年におよぶ歴史的・空間的な広がりを、ルーヴルが誇る200点を超えるコレクションを展示して紹介します。
アルテミス通称「ギャビーのディアナ」
100年頃
©RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF
2013. 7/20(土)〜 9/23(月・祝)
ルーヴル美術館展―地中海 四千年のものがたり―│http://louvre2013.jp/
【会場】 東京都美術館 企画展示室
【開場時間】9:30~17:30
(入室は閉室の30分前まで、金曜日は21時まで)
【休室日】 月曜日、9/17(火)(ただし、9/16(月・祝)、9/23(月・祝)は開室)
《リュクサンブール公園》佐伯祐二 田辺市立美術館蔵
《睡蓮》クロード・モネ アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
この美術展はホテルオークラ東京で毎年開催される、チャリティーイベント『秘蔵の名品アートコレクション展』の第19回目となる絵画展。印象派の牽引者クロード・モネの「睡蓮」や印象派に続きフランスにて活躍した佐伯祐三の名作「リュクサンブール公園」など、フランスの風光明媚な街や村を描いた日仏絵画の巨匠たちの名作95点を一堂に展示する。 この展覧会を通して、今なお世界中の人々を惹きつけてやまない街 パリとフランスの村々の憧れの風景美を楽しんでほしい。
2013. 8/7(水)〜 9/1(日)
モネ ユトリロ 佐伯と日仏絵画の巨匠たち―フランスの美しき街と村のなかで―
│http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/special/art2013/
【会場】ホテルオークラ東京 宴会場「アスコットホール」(別館地下2階)
【開場時間】10:00~18:00(入場は閉館時間の30分前まで)
※8/7(水)は12:00~18:00
【入場料】一般 ¥1,200、大学・高校生 ¥1,000、中学生以下無料
開催期間限定の画家やフランスにちなんだメニューがついたランチセット券も販売。
ランチセット券¥4,000、または¥6,000(メニューによって異なる)
印象派を代表する風景画家モネの眼は風景をどのように捉え、カンヴァスの上にはどのような絵画空間が生まれていったのか。そしてその長い画業のなかで、彼の眼はどのように深化したのかというモネの「眼」の軌跡をたどる美術展。日本の二大モネコレクション、ポーラ美術館と国立西洋美術館が夢の共演を実現させ開催されます。
バラ色のボート クロード・モネ
1890年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館蔵
ポーラ美術館 会場 2013. 7/13(土)〜 11/24(日)
【時間】9:00〜17:00(※入館は16:30まで)
(入室は閉室の30分前まで、※金曜日は21時まで)
【休館日】 会期中無休
【料金】 大人¥1,800、シニア割引(65歳以上)¥1,600、
大学・高校生¥1,300、中学・小学生:¥700 ※ 土曜日は小・中学生は無料
【問合せ】0460-84-2111
国立西洋美術館 会場 2013. 12/7(土)〜 2014. 3/9(日)
モネ、風景をみる眼 ―19世紀フランス風景画の革新│http://www.tbs.co.jp/monet-ten/
知る人ぞ知る、フランス絵画の宝庫ロシア。17世紀古典主義の巨匠プッサンにはじまり、18世紀ロココの代表ブーシェ、19世紀のアングル、ドラクロワ、 ミレー、印象派やポスト印象派のモネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、そして20世紀のピカソやマティスなど、プーシキン美術館のコレクションの中核をなすフランス絵画の質の高さは、フランス本国もうらやむほど。本展では、選りすぐりの66点で、フランス絵画300年の栄光の歴史を辿ります。中でもルノワールの印象派時代最高の肖像画と評される≪ジャンヌ・サマリーの肖像≫は、最大の見どころ。「ロシアが憧れたフランス」の粋を、是非ご覧あれ。
ジャンヌ・サマリーの肖像 ピエール=オーギュスト・ルノワール
1877年 油絵、カンヴァス/56×47cm ©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow
横浜 会場 2013. 7/6(土)〜 9/16(月・祝)
【場所】 横浜美術館
【開場時間】 10:00~18:00
(8月、9月の金曜日は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
【休館日】 木曜日(ただし8月1日、15日は開館)
【入場料】 一般 ¥1,500、大学・高校生 ¥1,200、中学生 ¥600
(前売り:当日券の200円引き)
神戸 会場 9/28(土)〜 12/8(日)
【場所】 神戸市立博物館
【開場時間】9:30~17:30(入館は午後4:30まで)
【休館日】 原則として月曜日(国民の休日・振替休日のときは翌日)
プーシキン美術館展 フランス絵画300年│http://pushkin2013.com/
監督:ジル・ブルドス、撮影:マーク・リーピンビン、音楽:アレクサンドル・デスプラ、出演:ミシェル・ブーケ、クリスタ・テレ、ヴァンサン・ロティエ、原作:ジャック・ルノワール著「LE TABLEAU AMOUREUX」
2012年 フランス/カラー/アメリカン・ビスタ/ドルビーデジタル
2013年秋日本上演予定
印象派を代表する画家、ルノワールの晩年を描いた『ルノワール 陽だまりの裸婦』の公開が決定し、今秋、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次公開。
この映画は自由のきかない手で懸命に創作を続ける晩年のルノワールと、療養の為に帰郷し、自分の将来を描けず葛藤を抱える息子ジャン・ルノワール(後の仏映画界の巨匠)、そして、2人のルノワールのミューズとなった美しきモデル、アンドレらの心の機微を、自然美溢れる南仏の田舎を舞台に、情感豊かに描いた真実の物語です。
ルノワール 陽だまりの裸婦│http://renoir-movie.net/