槇本吉雄(Flute)&西川秀人(Piano) フルート&ピアノ デュオコンサート Vol.18
長きにわたり東京吹奏楽団のフルート奏者を務め、現在もフルート奏者として活躍する槙本吉雄さんと、東京音楽大学などで後進の指導にもあたるピアニスト西川秀人さんの、18回目となるデュオリサイタルが開催される。
グリーグやシベリウス、ニールセンなど北欧出身の作曲家に着目したプログラムで、フルートのオリジナル作品にとどまらず、オーケストラ編成がオリジナルの作品なども演奏予定だ。フルート界の名曲から、普段はなかなか耳にすることのない作曲家の作品まで、生演奏で聴けるところも魅力である。
豊かな自然を持つ北欧の景色が目の前に広がりそうな、聴きごたえ抜群のプログラム。ぜひ足を運んでいただきたい。
◆槇本吉雄(Flute)&西川秀人(Piano) フルート&ピアノ デュオコンサート Vol.18
[日時]2023年6月4日(日)開演14:00(開場13:30)
[会場]東京都 スペースDo 管楽器専門店ダク地下
[出演者]槇本吉雄(Fl)、西川秀人(Pf)
[曲目]クーラウ:序奏とロンド Op.98、ニールセン:フルート協奏曲より第1楽章 他
[料金]3,500円(全席自由)
[問合せ]管楽器専門店ダク 03-3361-2211
〈プロフィール〉
◆槇本吉雄
北海道に生まれ、高校卒業まで同地で過ごす。
中学時代より吹奏楽部でクラリネット、フルートを担当する。
国立音楽大学(器楽学科フルート専攻)に入学、翌年東京文化会館オーディションに合格。在学中より様々なコンサートに出演。
1973年同大学を卒業、翌74年NHK洋楽オーディションに合格。
1977年よりこれまで、数多くのリサイタルを開催。
NHK・FM「午後のリサイタル」に度々出演し、その他内外の様々な演奏家とのコンサートも行う。
東京サントリーホール等でフルート協奏曲「海の嵐」(ヴィヴァルディ)、「管弦楽組曲第2番ロ短調」(バッハ)、「フルートとハープの為の協奏曲」(モーツァルト)、長生淳作曲、委嘱作品「ミゼレーレ」の初演等度々コンチェルトを演奏。
2006年、ニューヨークのカーネギーホール(リサイタルホール)にて邦人とアメリカ人のフルートの為の作品を演奏。
長きに亘り東京吹奏楽団のフルート奏者を務め2010年から2013年度まで楽団長も兼務する。
また自らが企画する数多くのコンサートも行い、演奏活動は多岐にわたっている。
松原悠久、故高橋安治、湯川和雄各氏に師事。
アンドレ・ジョネ、マルセル・モイーズ各講習会受講。
一般社団法人日本フルート協会常任理事。
◆西川秀人
5歳よりピアノを始め、長岡敏夫、伊達純に師事。
1976年(昭和51年)東京藝術大学音楽学部卒業。同大学院修士課程を修了し、イタリアに留学。国立ローマ・サンタチェチーリア音楽院でヴィンツェンツォ・ヴィターレ、レンツォ・シルヴェストリに師事。同音楽院卒業。
第7回セニガッリア国際ピアノコンクールで第1位入賞。その後ローマを始めイタリア各地でリサイタルを開催。
帰国後も東京でのリサイタルをはじめ、NHK-FMの録音、オーケストラとの共演、室内楽及び声楽、合唱のピアノ奏者を務める等、多方面に亘って活動を行っている。1983年(昭和58年)東西四大学合唱演奏会における小林研一郎の指揮による早稲田大学グリークラブの『繩文』は名演として知られる。1991年(平成3年)- 1994年(平成6年)慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団の伴奏ピアニスト。1994年(平成6年)荻久保和明指揮東京六大学合唱連盟定期演奏会合同演奏の伴奏ピアニストを務めている。
1984年(昭和59年)より2014年(平成26年)までの29年間、東京藝術大学の講師として、また愛知県立芸術大学に於いては1993年(平成5年)以来、優秀なピアニスト、教育者の育成に力を注ぐ。
現在、愛知県立芸術大学講師、東京音楽大学講師。名古屋音楽学校ピアノ科受験特別研究コース講師。