近藤譲「ブルームフィールド氏の間化」
コジマ録音設立50年を記念して、1976年にLPで発売された名盤が初のCD化。
現代音楽の作曲家 近藤譲氏の作品は、これまで数多くの作品が英国のヨーク大学出版から出版され、またアンサンブル・ノマドや井上郷子氏(Pf)など、一流の音楽家たちに演奏されてきた。
今回の収録曲は以下の通り。CDの表題であり、衝撃的な弦楽四重奏にカウベルなどの打楽器が響く『ブルームフィールド氏の間化』、5楽器によるアンサンブル作品をピアノ・ソロのために編曲した『視覚リズム法』、寺の鐘や子どもの言葉遊び、小鳥の鳴き声などを収めたフィールドレコーディングと持続音的なクラリネット、セミの鳴き声を加工したホワイト・ノイズが入り乱れるミュージック・コンクレート作品『夏の日々』。そして近藤譲の根源的な形式『形と影』を明快に示す、フルートとピアノのための『歩く』は、甲斐道雄氏と高橋アキ氏の演奏で収録されている。
後世に残る名盤をぜひお聴きいただきたい。
近藤譲「ブルームフィールド氏の間化」
【ALCD-13】ALM Records
[演奏]川崎雅夫/山口裕之(Vn)、安永徹(Va)、毛利伯郎(Vc)、高橋アキ(Pf)、鈴木良昭(Cl)、甲斐道雄(Fl)
[収録曲]ブルームフィールド氏の間化 弦楽四重奏のための(1973)、視覚リズム法 ピアノのための(1975)、夏の日々 クラリネットとテープのための (1970)、歩く フルートとピアノのための(1976)
[価格]¥3,080(税込)
コジマ録音 Webサイト
http://www.kojimarokuon.com/disc/ALCD13.html