エンタメミュージック〜映画編〜

2015-01-27

2015年1月から公開される、音楽に関連する映画をここでご紹介します。楽器が登場するもの、魅力的な歌声が聴けるもの……などなど、さまざまな音楽をストーリーとともに、ぜひスクリーンで楽しんでみてください。

協力：株式会社アンプラグド、蕪木智子、ハート＆ハート、株式会社ファントム・フィルム、「MARCHING」配給委員会、株式会社マンハッタンピープル

12-12-12 ニューヨーク、奇跡のライブ
公開｜2015年1月16日（金） TOHOシネマズ六本木ヒルズ他 全国ロードショー

［配給］トランスフォーマー ©2013 Robin Hood Foundation All Rights Reserved ［製作総指揮］ポール・マッカートニー
［製作］メーガン・オハラ ［監督］アミール・バーレフ、チャーリー・ライトニング
［出演］ポール・マッカートニー、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フー（ドラムにリンゴ・スターの息子ザック・スターキーが参加）、エリック・クラプトン、ビリー・ジョエル、ボン・ジョヴィ、ブルース・スプリングスティーン（Eストリート・バンド）、ロジャー・ウォーターズ（元ピンク・フロイド） 他

2012年12月12日NYのマディソン・スクエア・ガーデンで実施されたチャリティー・コンサート「12.12.12 The Concert For Sandy Relief」のステージのみならず、舞台裏にまで迫ったドキュメンタリー。コンサートの目的は、その年の10月にアメリカ東海岸に最悪の被害をもたらしたハリケーン「サンディ」の被災地救済。ポール・マッカートニー、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フー、エリック・クラプトン、ビリー・ジョエル、ボン・ジョヴィなど総勢16組のアーティストと84名の著名人が参加し、ライブパフォーマンスやスピーチ、寄付受付ダイヤルの電話応対などを行なった。最大の見どころは、アーティストたちの素顔が垣間見える貴重なバックステージの模様、そして寄付受付の電話対応に追われるウーピー・ゴールドバーグやジェイク・ギレンホールなど、イベントの裏方に参加したハリウッドスターたちの様子。このビッグプロジェクトが誰によって企画され、どんな人々の手によって運営されていたのか、そのエキサイティングな舞台裏をも克明に描き出していく。

ANNIE / アニー
公開｜2015年1月24日（土）TOHOシネマズ日劇他 全国ロードショー

［配給］ソニー・ピクチャーズ ［製作］ウィル･スミス、ジェイ・Z ［監督］ウィル・グラック
［出演］ジェイミー・フォックス、クワベンジャネ・ウォレス、ローズ・バーン、キャメロン・ディアス 他

ブロードウェイ・ミュージカル『ANNIE/アニー』を映画化。
ニューヨーク市長候補のスタックスは選挙キャンペーン中、車にはねられそうになった少女アニーを偶然助ける。4歳の頃レストランに置き去りにされ、横暴なハニガンが営む施設で暮らすアニーは、毎週金曜日の夜、レストランの前で迎えにくるはずのない両親を待ち続けていた。スタックスはそんなアニーの境遇を選挙戦に利用しようと考え、彼女を引き取り、一緒に暮らし始める。アニーも自分が有名になれば両親が名乗り出てくるかもしれないと思い、協力するが、次第にふたりの心に絆がめばえていき……。グラミー賞受賞のジェイ・Ｚ、ウィル・スミスによって生まれ変わった『Tomorrow』をはじめ、名曲の数々がスクリーンを彩る。皆が歌い、踊る感動のフィナーレは圧巻だ。

君が生きた証
公開｜2015年2月21日（土）ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ 他
全国ロードショー

［配給］ファントム・フィルム©2014 Rudderless Productions LLC. All Rights Reserved.　
［監督］ウィリアム・H・メイシー ［出演］ビリー・クラダップ、アントン・イェルチン、フェリシティ・ハフマン、ジェイミー・チャン、セレーナ・ゴメス、ローレンス・フィッシュバーン 他

銃乱射事件で死去した息子が遺した楽曲を歌い継ごうとする父親と、その歌に魅了されたミュージシャン志望の青年。親子ほど年齢の離れた男2人が音楽を通じてめぐり合い、再生し成長していく人間ドラマ。「ファーゴ」や「マグノリア」で味のある存在感を放った名優ウィリアム・H・メイシーが、初監督を務めた。
主人公サムを演じるビリー・クラダップは、すべての人に語りかけるような歌声を響かせるとともに、「あの頃、ペニー・レインと」でも見せたギターの腕前を再び披露。サムとともにバンドを結成するクエンティン役のアントン・イェルチンも、吹き替えなしで歌唱とギター演奏を担当した。

くちびるに歌を
公開｜2015年1月24日（土）TOHOシネマズ日劇他 全国ロードショー

［配給］アスミック・エース ［監督］三木孝浩
［出演］新垣結衣、木村文乃、桐谷健太、恒松祐里、下田翔大、渡辺大知、木村多江、小木茂光、角替和枝、井川比佐志 他

アンジェラ・アキの名曲「手紙 ～拝啓十五の君へ～」をモチーフに生まれた中田永一の小説を、新垣結衣の主演で映画化。
同級生の教師ハルコが産休に入ることから代役を頼まれ、東京から故郷の長崎県・五島列島に戻ってきた柏木ユリは、中学校の合唱部で顧問を務めることに。かつては天才ピアニストだったと噂され、教師とは思えないぶっきらぼうな性格のユリは、コンクール出場を目指す合唱部の生徒たちに、「15年後の自分」へ宛てた手紙を書くという課題を出す。それに応じた生徒たちの手紙には、15歳の少年少女が抱える悩みや葛藤がつづられていた。「僕等がいた」「ホットロード」など、話題の青春映画を立て続けに手がけている三木孝浩監督がメガホンをとった。

ストックホルムでワルツを
公開｜NOW SHOWING 全国順次公開中

［配給］ブロードメディア・スタジオ Carlo Bosco© StellaNova Filmproduktion AB, AB Svensk Filmindustri, Film i Vast, Sveriges Television AB, Eyeworks Fine & Mellow ApS. All rights reserved.
［監督］ペール・フライ ［出演］エッダ・マグナソン、スベリル・グドナソン、シェル・ベリィクヴィスト 他

スウェーデンが生んだ世界的ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンド。モダンジャズ全盛期の1961年に、英語ではなく母国語でジャズを歌った試みによりスターダムにのし上がり、巨匠ビル・エヴァンスとの共演「ワルツ・フォー・デビー」で国際的な名声を築いた歌姫だ。本作はモニカが歌手として頂点を極めるまでの波乱に富む数年間に焦点を当てた実話である。
ドラマを彩るのは、モニカが歌うジャズの名曲の数々。世界で初めてスウェーデン語でジャズを歌った代表作『歩いて帰ろう』の他、メジャーなナンバーが多数登場する。
スウェーデンの田舎町に両親と5歳の娘と暮らすシングルマザーのモニカは、電話交換手の仕事をしながら、時折ストックホルムのジャズクラブで歌う忙しい日々を送っていた。いつか歌で成功し、娘と２人で幸せに暮らす日を夢見るモニカに、厳格な父は“母親失格”のレッテルを貼り、歌の仕事に反対する。そんな時に訪れた、ニューヨークで歌うチャンス。しかしライブは無残な結果となり、憧れの歌手から“誰かのマネより自分らしい歌を歌いなさい”と厳しい批判を受ける。落ち込むモニカだが、ある日スウェーデン語でジャズを歌うことを思いつく。この歌声は次第にスウェーデン中の人々の心に響くようになり、モニカは夢のステージへの階段を一歩ずつ上り始めていくのだった―。

>> PRESENT！ ＜読者プレゼントTHE FLUTE 141＞ ※読者プレゼントの応募は締め切りました。
「ストックホルムでワルツを」プレスシート（非売品）抽選で3名様にプレゼント

MARCHING－明日へ－
公開｜NOW SHOWING 全国順次公開中

［配給］「MARCHING」配給委員会 ©2014　MARCHING株式会社　［製作］田中秀夫、中田新一
［監督］中田新一 ［出演］竹富聖花、桜田通、石田法嗣、小林涼子、林凌雅、水本凛、酒井敏也、岡まゆみ、伊藤かずえ、不破万作、デビット伊東、日野皓正（友情応援）、香山美子、西郷輝彦、YOKOHAMAROBINS 他

横浜のマーチングバンドを舞台に、それぞれ悩みを抱えるメンバーたちと東日本大震災の被災地・福島のブラスバンドの人々が交流する姿を描いた音楽ヒューマンドラマ。
横浜で活動するマーチングバンド「ヨコハマ・ジーベック」は、全国大会での優勝を目標に練習に励んでいる。メロフォン奏者のマリは今年こそと気合十分だが、ソリストを目指して退団すると言いだす大学生・忠信や、バンドと仕事の両立に悩む淳、被災経験を乗りこえようとする福島出身の中学生・洋介と詩織など、ブラス部門のメンバーたちは様々な問題を抱えていた。さらに原発事故の影響に頭を抱える、詩織の兄で漁師の勝男の問題まで絡んできて……。

>> PRESENT！ ＜読者プレゼントTHE FLUTE 141＞ ※読者プレゼントの応募は締め切りました。
「MARCHINGー明日へー」全国共通鑑賞券 抽選で５組 10名様にプレゼント
（公開劇場、期間は映画HPでご確認ください）

マエストロ！
公開｜2015年1月31日（土）全国ロードショー

［出演］松坂桃李、miwa、西田敏行 ほか ［監督］小林聖太郎　 ［脚本］奥寺佐渡子
［指揮指導・指揮演技指導］佐渡 裕 ［音楽］上野耕路 ［エンディングテーマ］辻井伸行
［配給］松竹、アスミック・エース © 2015 『マエストロ！』製作委員会 ©さそうあきら/双葉社

若きヴァイオリニスト香坂のもとに、解散した名門オーケストラ再結成の話が舞い込む。復活コンサートはわずか1か月後。だが練習場は廃工場、集まったメンバーは再就職先も決まらない「負け組」楽団員たちと、アマチュアフルート奏者のあまね。久しぶりに合わせた音はとてもプロとは言えないもので、不安が広がる。そこに現れた謎の指揮者、天道。彼こそが再結成を企画した張本人。経歴も素性も不明、指揮棒の代わりに大工道具で指揮をとる。その自分勝手な進め方に、楽団員誰もが猛反発！ だが、練習を重ねるうちに天道の作り上げる世界に、気付けば誰もが引き込まれていた。そして、迎えた復活コンサート当日、楽団員たち全員が知らなかった、天道が仕掛けた“本当”の秘密が明らかになる―。

>> PRESENT！ ＜読者プレゼントTHE FLUTE 141＞ ※読者プレゼントの応募は締め切りました。 「マエストロ！」音楽プチクリップセット抽選で10名様にプレゼント