フルート記事 ブルズアイ代表 小山宣夫氏に訊く、ブルズアイ フルートバランスキャップの特徴
  フルート記事 ブルズアイ代表 小山宣夫氏に訊く、ブルズアイ フルートバランスキャップの特徴
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ブルズアイ代表 小山宣夫氏に訊く、ブルズアイ フルートバランスキャップの特徴

GEAR

フルートバランスキャップの製作者、ブルズアイ代表の小山宣夫氏にバランスキャップの構造や開発にいたるまでのお話を訊きました。

『響きを効率的に伝達するサウンド・ホール』

「ブルズアイフルートバランスキャップが完成に至まで、幾度も試作を繰り返しました。真ん中にサウンド・ホールを設けたのもその結果です。キャップの中央をあえて塞がず造ってみたところ、音も良く響き音量も増大したので、この形状としました。しかし、ただまっすぐ穴を開ければ良いということではなく、穴の端に面取りがしてあるのですが、この角度や面取りの深さも何度も大きさを変えて、ベストな響きのポイントを探し出しました。試しにこのホール部分をセロハンテープなどで塞ぐと、響きが半減され音色も艶を失ってしまいます。意外な気もしますが、この中央に開けた穴によって、響きが効率的に伝達されて音量の増大も計れたのだと思います。」

ブルズアイ フルートバランスキャップ

「バランスキャップの素材は、金属の中でも響きの良いブラス材に各種メッキ加工が施してあります。フルートに限らず管楽器はパーツ同士で異種材を組み合わせることで、多くの倍音が付加され豊かな音色になる傾向です。フルートの頭部管には、素材として銀、または金が多く用いられていますが、バランスキャップのブラス材の響きも加わることで、より豊かな音色をお愉しみいただけると思います。また、バランスキャップは音色、音量の面だけではなく、アーティキュレーションにも変化をもたらします。レガート演奏での音の滑らかなつながりと、タンギング時のメリハリの効いた音の粒立ちを感じていただけると思います。メッキタイプは、柔らかな音色のシルバー、明るくきらびやかな音色のゴールド、明るめで落ち着いた音色のピンクゴールドの3種類です。それぞれお好みにあった音色のタイプをみつけてお愉しみください。」

ブルズアイ フルートバランスキャップ

 

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フルートスピードに引き続き、フルートバランスキャップにもガンメタルプレートが登場しました。見た目の派手さとは対照的にストレートかつナチュラルな音色特性で、重厚感のある響きをお愉しみください。
フルートバランスキャップ、フルートスピードともにガンメタルプレートで揃えて、銀、または金のフルートにブラック際立つワイルドな印象を加えてみてはいかがでしょうか。

ブルズアイ フルートバランスキャップ

<フルートバランスキャップの種類と音色の傾向>

【ショートとロングについて】
ロングタイプはショートタイプに比べ、更に倍音豊かな音色で重厚感と音量も増しますが、やや息圧を必要とします
【タイプYとタイプMについて】
タイプY…ヤマハ用/タイプM…ムラマツ、三響、ミヤザワ、LAFIN、アルタスの各社用

◼︎フルートバランスキャップ SP(シルバープレート)
重心が低めの響きで、しっとりと柔らかな音色
>> ショート タイプM  >> ショート タイプY
>> ロングタイプM   >> ロングタイプY

◼︎フルートバランスキャップ PGP(ピンクゴールドプレート)
明るめながら柔らかさもある落ち着いた音色
>> ショート タイプM  >> ショート タイプY
>> ロングタイプM   >> ロングタイプY

◼︎フルートバランスキャップ GP(ゴールドプレート)
Mid-Highの倍音を多く含んだ、きらびやかで最もソリスティックな音色
>> ショート タイプM  >> ショート タイプY
>> ロングタイプM   >> ロングタイプY

\アルソオンライン限定販売!/
◼︎フルートバランスキャップ GMP
(ガンメタルプレート)
深く重厚感のある響きで、見た目の奇抜さに反してクセのないプレーンな音色
>> ショート タイプM  >> ショート タイプY
>> ロングタイプM   >> ロングタイプY


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