フルート記事 アンサンブルレッスンの楽しみ
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THE FLUTE Style 01|ONLINE Version

アンサンブルレッスンの楽しみ

LESSON

THE FLUTE Style 01号の記事「アンサンブルレッスンの楽しみ」。グループレッスンでフルートアンサンブルをすることの楽しさを、じっくりインタビューしてきました。

趣味でフルートを吹いている人たちのライフスタイルを紹介する「教えて!みんなのフルートライフ」を、THE FLUTE Style 01号本誌に掲載しました。
その中のコーナー『アンサンブルレッスンの楽しみ』にご登場いただいた、金子千夏さん。会社勤めをしながら、趣味で音楽教室のグループレッスンに通っています。レッスンではどんなことをどんなふうにやっているのか、その楽しさは——? そのほか、誌面に掲載しきれなかったこぼれ話を、ここでご紹介します。

教室に取材に伺ったのは、平日の夜。金子さんは職場が教室に近く、仕事を終えてそのままレッスンに来るそうですが、「忙しくて毎回は出られていません」とのこと。「グループレッスンだから迷惑かけてるかな、と思うんですが、一緒にレッスンを受けている人たちが『大丈夫だから仕事頑張って』と言ってくれるから、続けられています」。
目標は“絶対やめないこと”だそうです。

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金子さんは、アメリカでの生活が長かったそうですね。
金子
中1の時に父親の転勤でアメリカに行ったんですけれど、いきなり現地の学校に入りました。最初は英語もまったくしゃべれなくて、そんな中で、フルートのおかげで友達ができたところがあります。マーチングバンドに入って、フルートが吹けたから言葉ができなくても音楽で交流ができました。私にとってフルートは、そういう意味でも心強い相棒みたいな感じでしたね。
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今は、教室に近い有楽町の会社にお勤めなんですね。英語を使うお仕事を?
金子
はい。英語と日本語、両方使う仕事をしています。実は今の仕事は転職して始めて、まだそれほど経っていません。以前はインテリアデザインの仕事をしていたのですが、スケジュールに余裕がなくて、レッスンに通う時間がなかったんです。時間の調整ができるようになったのは転職後で、それで教室に通うようになりました。
ヤマノミュージックサロン有楽町 フルートアンサンブルレッスン
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いろいろなレッスン形態がある中で、アンサンブルのグループレッスンに通いたいと思ったのはなぜですか?
金子
学生時代にオーケストラや吹奏楽をやっていたので、大きなグループで演奏するのは経験があったんですが、フルートだけのアンサンブルというのをやってみたかったというのがまずあります。
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レッスンを拝見しましたが、生徒さん3人と先生、皆さん本当に仲が良さそうで楽しそうでしたね。
金子
そうなんです。レッスン以外の時間にも、先生も含めて皆さんとごはんを食べに行ったりお酒を飲みに行ったりすることもたまにあります。私たちの後の時間のクラスに通っている方々も、みんなで一緒に行ったりしますし。なかなか仕事では出会えないような方々と知り合えて、それもすごくよかったです。
同じクラスの人たちとはLINEでつながっていて、普段から「この曲いいね」とか、よくやりとりをしているんです。「今度これをやってみようか」という相談になることもよくあります。
働きながら趣味も両立させるのって、案外大変だと思うんですけれど、ここに来る時間はほっとしますね。

取材に伺った日は発表会の曲決めということで、皆さんで次々にいろいろな曲を吹いていました。曲目はとてもバラエティ豊か。『想い出は銀の笛』や『旅立ちの日に』、レイモン・ギオー作曲のジャズ風の曲まで……。3人の曲の好みがそれぞれ違い、普段は先生(フルーティストの渡邉加奈さん)がそれに合わせて曲選びや編曲もやってくださるのだそうです。 グループレッスンでアンサンブルすることの楽しさが、とてもよく伝わってきました。

PHOTO:橋本タカキ
取材協力:ヤマノミュージックサロン有楽町
(東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館11F TEL.03-5293-8825)


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