File:03 | 松崎の遅刻癖 ~罰金制度始まる リンクスのフルートしくじり学
Flute Ensemble LYNXによる手描きマンガ連載。FLUTEオンラインで配信しています。第3回は、失敗の代表格のひとつ「遅刻」に関するエピソードです。
MATSU's COMENT
思い返すと、遅刻に対する罪悪感がもともと甘く、プロ活動が始まってもなかなかそれが切り替わらなかった、と言うのが敗因でした。
今ほど便利な乗り換え検索などもなかった頃なので、より余裕をもって家を出なければならないのに、早めに寝る努力もしなければ、楽譜や衣装等の準備もすべてギリギリ。「明日の用意は前の日のうちにしておきましょう」と、小学校で教わったはずなのに‥。
はじめの頃はみんなも笑ってくれていたのですが、回数を重ねるうちに悪くなっていく雰囲気。でも、ちょっと遅れるくらい、とあまり心から謝れていなかったのも駄目ポイントでしたね。
そしてついにリハーサルに間に合わないという事態に至り、みんなの信頼を大きく損ねてしまいました。
定められた罰金の額は2万円。多すぎず、すんなり渡すにはちょっと痛く、なんとも絶妙です。そこまでになって、しかも何度か支払う羽目になり、ようやく改めることができたのですが、それならその気になればもっと早くできていたはずですよね…。
何とかなるだろう、という考えのみで、何とかする努力を怠っていました。
あの「下手したら間に合わない」というドキドキハラハラするスリル、もう味わいたくない!
一、相手が笑ったりウケたりしているからといって良しとせず、ちゃんと反省しましょう。
一、相手が本気で怒るのには訳がある。想像する努力をして心から謝罪しましょう。
一、 どうしても改められないミスがある時は、ペナルティを設けるのも手です。
自分にとってちょっと痛く、相手も納得する内容になるよう相談しましょう。
・過去の連載は、wind-i onlineにてお読みいただけます。(全6回)
次回更新11月:「小池流 ミスの補い術」
※隔月、奇数月の1日頃に更新いたします! お楽しみに!
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