File:10 | 選曲が失敗!? リンクスのフルートしくじり学
フルートアンサンブル LYNXによる手描きマンガ連載。FLUTE ONLINEで配信しています。第10回は演奏会シーズンに気になる選曲での失敗談をご紹介します。
「さくら、虫の声、ふるさと」~アルバム「FOUR JAPAN」より
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RITSUKO's COMENT
園児ならではのストレートなツッコミ(笑)!自分たちの選曲について考えさせられた、ほろ苦い経験となりました。
今や絞り切れない程レパートリーがある私たちですが、本番の状況を具体的に想定しながら選曲していくのは、質の高い練習と同様にとても大切です。
まずは会場やお客様の雰囲気、本番のコンセプトなど、事前に得られる情報をきちんとリサーチしておきましょう。その上で、曲の長さや曲調、全体のメリハリや客層にふさわしいかどうか、といった点に注意しながら選曲していきます。
また、こってり料理ばかりだと胃もたれするのと同じく、プログラムもバランスが大事です!自分たちのやりがいを追求するあまり偏った曲目になっていないかどうか、聴き手側の視点で冷静に考えてみることも必要ですね。
最近はいろんなジャンルの楽譜が多数出版され、手軽にチャレンジできるようになりましたよね!動画や音源といった情報も上手に活用しながら、日頃からレパートリーを増やしておくと、本番に合わせて柔軟に対応することができます。(手前味噌ながら私たちの楽譜も、童謡から交響曲まで幅広く扱っています。是非演奏してみてください!)
お客様も、そして吹いている私たちも一緒に楽しめるよう、工夫をしながら演奏を続けていきたいですね。
一、どんな曲目が喜ばれるか、本番の状況を想定しながら選曲していこう。
一、偏ったプログラムになっていないか、バランスの良い選曲を心がけよう。
一、様々なニーズに柔軟に対応するためにも、レパートリーを増やす努力をしよう。
・過去の連載は、wind-i onlineにてお読みいただけます。(全6回)
次回更新は2020年1月「お正月スペシャル 海外での失敗・おもしろ話」
※隔月、奇数月の1日頃に更新いたします! お楽しみに!
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