File:12 | リンクスのフルートしくじり学「海外特別編」後編

2020-03-02

今回は海外特別編パート2！ということで、ベルギーコンサート、ドイツの教会でのレコーディングのエピソードを振り返りたいと思います。
※海外特別編 前編はこちらからお読みいただけます。

イラスト:松崎麻衣子

KOIKE's COMENT

ブリュッセルでのコンサートは日本企業のベルギー支社の方々や、日本人会の方々の主催で実現したもので、大変やりがいのあった、思い出深いツアーの1つです。　ベルギー大使主催のパーティーに参加したり、5つ星ホテルに宿泊させて頂いたり、ミシュラン星付きレストランに連れて行って頂いたりと、リンクスをやっていなければできない経験の数々で、あー、頑張ってきて良かったな～と強く思ったのを覚えています。ホテルマンが超イケメンだったし（笑）。

『フーガの技法』のレコーディングは、私達が絶対これだけはやりたかったことの1つ。1月のドイツはとにかく寒いので、楽器と自分のコンディション維持が一番の課題でした。フーガを全部で19曲ほど録音しなければならないので、1曲にかけられる時間は限られるなー、と思っていたのですが、結局、1テイク目か2テイク目が一番良い演奏をしてるんですよね。ドイツの教会の響きや空気感に後押しされ、思っていたよりサクサク録音が進んだ気がします。
日本から自費で、機材持ち込みでレコーディングをしに来てくれたセイゲンさん。寒い中、ずっとレコーディングに立ち会ってくれたマイゼン先生夫妻。思えばどれだけ色々な方に支えられて、この活動が続けてこられたんだろうと20周年を迎えて改めて感謝の気持ちでいっぱいです。日々忙しく過ごしていると、周りに対する感謝の気持ちも忘れがちになってしまうもの。今あるものが当たり前と思わずに、感謝しながら、これからも大切に自分たちのペースで活動していくつもりです！

お知らせ

・LYNX公式ホームページ
デビュー20周年の記念に、バッハ作曲トッカータとフーガのドイツの教会での演奏をYouTubeにアップしました。ホームページのブログからもご覧頂けます！（近日フーガの技法もアップ予定）

・LYNXプロフィール
・LYNX 楽譜&CD
・過去の連載は、wind-i onlineにてお読みいただけます。(全6回)

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次回更新は2020年5月
「トークの失敗あれこれ」をお送りします

※隔月、奇数月の1日頃に更新いたします！ お楽しみに！