File:13 | 練習が失敗!? 個人編
前回の予告で、「トークの失敗について」の内容をお送りするとお知らせしていたのですが、外出自粛の昨今、お家で過ごしている方が多いと思いますので、今回は「練習が失敗!? 個人編」に変更いたします。
File:9 アンサンブル編も併せてご覧ください。
MATSU's COMENT
高校生の頃フルートの先生に、「努力型の人と天才型の人がいるんだけど、あなたは努力型だよ」と言われたことがありました。確かに周りを見ると、そんなに猛練習している感じではないのによく指が回るとか、音楽的にセンスがいい感じの人って中にはいて、自分はそれではないなと自覚した覚えがあります。
それを忘れて大学時代、自分を過信して臨んだ試験でのモーツァルトは、今でもかなり苦い思い出です。モーツァルトは難しいと分かっていたはずなのに!
もちろん、天才型であっても、その人なりの努力があるんですけどね。
ちなみにリーダー佐藤は、指回りが速くて難しい所は「難しく感じる部分をゆっくり吹いて、無駄な力が入っていないかチェックする感じ」だそう。リズム練習は変なアクセントがついちゃう感じがするのだとか。そうならないように、いろんなパターンのリズムでやると効果的だと思います。
また基礎練習をする時は、自分の調子を維持するためとは別に、今やっている曲のイメージを思い浮かべながらすることも大事です。基礎練のための基礎練だけに陥らないようにしましょう。
個人練習は、自分に合ったやり方ですることが大事です。自分の演奏に向き合うことで、人と合わせていた時には分からなかったことに気づくこともあります。
想像力を働かせてイメージを膨らませながら、楽しくできると良いですね!
一、自分のタイプを見極めて、自分に合った練習をしよう。
一、自分の調子維持のための練習と、今やっている曲のための練習を混同しないように。
一、人と合わせたときの音の感じ、雰囲気をできるだけリアルに思い浮かべましょう。
・LYNXプロフィール
・LYNX 楽譜&CD
・LYNX公式Twitterを始めました!是非フォローしてください。
・YouTube LYNX公式チャンネルで演奏をお楽しみ頂けます。
・過去の連載は、wind-i onlineにてお読みいただけます。(全6回)
次回更新は2020年7月
「トークの失敗あれこれ」をお送りします
※隔月、奇数月の1日頃に更新いたします! お楽しみに!