File:14 | トークの失敗あれこれ リンクスのフルートしくじり学
今回は、コンサートなどでのトークに関する失敗のお話。これまでいろいろと試行錯誤してきたことを、ふり返ってみます。
RITSUKO's COMENT
皆さんの周りにも、聞き手を引き込む話上手な人っていませんか?
プロ並みにトーク上手な小池さんに憧れた私は、スピードや滑舌など、その話し方ばかり真似ようとしていました(笑)。
でも大事なのは中身。主語述語が抜けたり時系列がバラバラだったり……相手にどう伝わるかを考えず、思いつくままに話をしてたんですね。
さらに、舞台で頭が真っ白になるとメモ書き程度では話せなくなることもしょっちゅう(汗)。
一字一句台本を作り、音読してしゃべり慣れをすると言った入念な準備を経て、やっと落ち着いて話せるようになりました。
そしてもし失敗しても、パニックになって仲間へ丸投げするのはやめましょう! 周囲からすればもらい事故のようなもの。自ら『失礼しました!』と明るく訂正し、速やかに空気を変える努力をしましょう。
ちなみに、会場の残響に応じて話すスピードやトーンを調整すると、お客様が聴き取りやすくなりますよ。
マイクを通した声が大きすぎたり響きすぎたりしないよう、フルートの音とのバランスを考えるのも忘れずに。
舞台で経験して気づいたのは、演奏との切り替えが難しいこと。トークが弾んでくると会場が盛り上がる反面、しゃべり過ぎてアンブシュアが疲れることも……。
話し方も十人十色ありますが、話し上手に頼りすぎず、それぞれのスキルに応じてバランス良く分担し、皆で楽しいステージにしたいですよね!
一、話し上手な人に任せっきりにせず、それぞれのスキルに応じてトークも役割分担をしよう!
一、相手にわかりやすく伝えるにはどうしたら良いのか、自分の傾向を把握して対策を考えよう!
一、失敗してもフリーズせずに、自分で空気を変えていこう!
・LYNXプロフィール
・LYNX 楽譜&CD
・LYNX公式Twitterを始めました!是非フォローしてください。
・YouTube LYNX公式チャンネルで演奏をお楽しみ頂けます。
・過去の連載は、wind-i onlineにてお読みいただけます。(全6回)
次回更新は2020年9月
「仕事交渉の失敗」をお送りします
※隔月、奇数月の1日頃に更新いたします! お楽しみに!