File:23 | 「音響の問題」PA入れる編 リンクスのフルートしくじり学
演奏をする時に大事な要素の一つ、音響。
今回は“PA入れる編”ということでお送りします。
MAMI's COMMENT
学生までは試験やコンクール中心で、マイクを使う機会はあまりないですよね。
LYNXがデビューして数年の間、イベントなどでマイクを使うことはあっても、ホールコンサートではできるだけマイクを使わず、迫力を出そうと息が上がるほど必死に吹いていましたが「それって自分達の自己満足なのでは?」と、しばらくして気づいたのです。
お客様に聴いてもらいたいのはフルートならではの多彩な音色や柔軟な表現なのだから、それを無理なく伝えるために音響機材の力を借りることは何も恥ずかしいことではない、と思えるまでにしばらく時間が要りました。
演奏者が自分の音にナーバスになっていると、その不安や緊張感が聴いている人や共演者に伝わってしまうかもしれません。「これなら安心して音楽に集中できる!」と思える環境を整えることも、大切な準備の一つだと思います。
とはいえ、クラシックのフルート演奏(しかも4種類!)でマイクを使うケースは珍しいため、音の調整は思うようにいかないことも多いです。
そんな中で失敗しながら学んだポイント、次回は生音編をお伝えします。
一、会場選びの際には、音響がフルートの音に合うかどうかをチェックポイントに入れましょう。
一、音響機材を使う場合、自分がどんな響きを求めているのか言葉で説明できることが大切です!
一、どのように聴こえているか、客席に行って自分たちでも聴いてみましょう。
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次回更新は2022年3月
「音響の問題」生音(なまおと)編をお送りします
※隔月、奇数月の1日頃に更新いたします! お楽しみに!