File:32 | 楽器の持ち替え リンクスのフルートしくじり学
今回は楽器の持ち替えについて。
RITSUKO'S COMMENT
譜めくりやトーク、立ち位置の変更に楽器の持ち替え……ステージって本当にやることがたくさんですね‼
練習のときは技術面やアンサンブル力の向上が優先なので、持ち替え対策は二の次になりがち。ただ、本番当日になって思うようにいかないこともあるので、練習の終盤ではスムーズな進行をシミュレーションし、持ち替えの練習をしておくことも大切です。
特に素早い持ち替えが必要な曲は、一人でだけではなく全体でも練習し、身体の動かし方や意識の向け方など、より本番に近い感覚で吹いておくと良いでしょう。
かつてバス〜ピッコロまで4種類の楽器を吹いていた私ですが、音域が上がるほうが断然辛い! そのため、アルト→ピッコロに持ち替えるプログラムは避けています。どんな曲順ならリスクが少ないかを考えるのも大事ですね。
そして万が一何かあっても焦らずに! 意外と目立っていないものです(笑)。楽器を落としたり譜面台にぶつけたりといった二次的なトラブルを防ぐためにも、冷静に振る舞い、ミスを大きく見せない工夫をしましょう。
当日は進行表を用意し、立ち位置の変更、持ち替えのタイミング、(共有楽器を)誰に渡すか、など注意事項を書き込んでおくと安心です。
いろいろいなしくじりを重ねていくうちに、もはや心臓はボーボーになってきたかも(笑)。皆さんがスムーズな持ち替えをして楽しくコンサートできるよう願っています!
一、なおざりにせず、本番を想定した持ち替え対策をしておこう!
一、持ち替え負担の軽いプログラムを考えよう!
一、もしトラブルがあっても冷静に行動し、ミスを目立たせない工夫をしよう!
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次回更新は2023年9月
「子連れ練習」をお送りします
※隔月、奇数月の1日頃に更新いたします! お楽しみに!