File:40 | ドキドキわくわく発表会 リンクスのフルートしくじり学
前回はコンサートや試験など、シビアな本番前についてでした。
今回は発表会あるあるや失敗、アドバイスなどです。
イラスト:松崎麻衣子
RITSUKO'S COMMENT
秋も深まり、コンサートや発表会のシーズンがやって来ましたね！ コロナ禍を経た今、演奏の喜びを感じている方も多いのではないでしょうか。
でも、会場で周りの演奏が上手く聴こえだした途端、急に自分に自信が持てなくなったりしませんか？
教える側として思うのは、どんなにクールに見える人でも皆それぞれが緊張しているということ。他人の演奏どころか自分の事で精一杯！ 内心はお互いに応援したり見守るような気持ちで聞いているものです。その場の雰囲気に飲み込まれることなく、演奏する喜びを味わいながら吹けると良いですね。
とは言っても本番直前で心拍数が上がると、無意識にテンポが速まり結局自分の首を絞めることに……。地道な練習を無駄にしないためにも、舞台袖ではゆっくりとした呼吸に集中しましょう。脈拍も少しずつ落ち着き、テンポの暴走だけでなく息が上がるのも防いでくれます。
嬉しいのは、発表会までの数ヶ月でグンと上達する生徒さんが多いこと。限られた時間で課題と向き合い努力する過程や、人前で吹く本番での経験は、まさに成長するチャンスと言えます。先生と相談しつつ、普段より少し難しい曲に挑戦してみるのはオススメですよ。
人生を賭けた受験やコンクールと違って、発表会は楽しんだもの勝ち。不安や緊張に囚われず、のびのびと吹きましょう！
一、ミスしても誰にも迷惑はかけない。気にせず思い切り楽しもう！
一、テンポが暴走しないよう、ゆっくり練習、本番前は深呼吸。
一、発表会はレベルアップのチャンス。少し難易度の高い曲にチャレンジしてみよう！
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次回更新は2025年1月
「レッスンのしくじり」をお送りします
※隔月、奇数月の1日頃に更新いたします！ お楽しみに！
