第23回 インタビュー編《柴田俊幸~新しい価値観を、次の世代へ~》
今回のインタビューは、ベルギーを拠点とし、フルート奏者としてだけではなく演奏会の企画なども精力的に行われている柴田俊幸さんをお迎えしました。彼の豊かな発想力や活動のエネルギーはどこからくるのか、探っていきたいと思います。
みなさまこんにちは!フルーティストの岩崎花保です。今なお猛威を振るうコロナウイルスですが、世界を股にかけて活動をされている方々が受けた影響は計り知れません。今回のインタビューは、ベルギーを拠点とし、フルート奏者としてだけではなく演奏会の企画なども精力的に行われている柴田俊幸さんをお迎えしました。彼の豊かな発想力や活動のエネルギーはどこからくるのか、探っていきたいと思います。
行動力の萌芽
さて、既にいろいろなインタビューでお話をされているかと思いますが、改めて柴田さんのフルートとの出会いを教えていただけますか?
▶︎インタビューは、2ページ目に続きます
柴田俊幸 Toshiyuki Shibata
香川県立高松高校卒業。大阪大学外国語学部中退。ニューヨーク州立大学卒業。奨学金を得てシドニー大学 大学院音楽学部研究生、ベルギー政府より奨学金を得てアントワープ王立音楽院修士課程、ゲント王立音楽 院上級修士課程を修了。これまでにフルート奏者としてブリュッセル・フィルハーモニック、ベルギー室内管 弦楽団、古楽器奏者としてラ・プティット・バンド、イル・フォンダメント、ヴォクス・ルミニス、ル・コンセール・ ロラン、そのほかの古楽アンサンブルに参加し、欧州各地で演奏活動を行なう。2019年には、B’Rock オー ケストラの日本ツアーにソリストとして参加。2019年発売の「C. P. E. バッハの フルートソナタ集」はレコード芸術19.11月号にて海外盤CD今月の特選盤に選出された。全米フルート協会 国際連絡委員を2014~17年に務め、アントワープの王立音楽院図書館・フランダース音楽研究所の研究員 として時代考証演奏法の研究、現在は 18~19 世紀のフランダースの作品の発掘、楽譜の校正と出版に携わる。 2017年より「たかまつ国際古楽音楽祭」の総合プロデューサー、芸術監督を務める。 ライターとして『音楽の友』『パイパーズ』『THE FLUTE』Webマガジン『ONTOMO』などに寄稿。趣味は讃岐うどん作り。
岩崎花保 Kaho Iwasaki
愛知県豊田市出身。
第15回日本クラシック音楽コンクール中学校の部全国大会第1位。
第61回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第1位。
第13回万里の長城杯国際音楽コンクール管楽器部門第1位をはじめ、様々なコンクールで入賞。
2012年豊田市文化振興財団より文化新人賞受賞。
小澤征爾音楽塾、浜松国際管楽器アカデミー、ロームミュージックファンデーション音楽セミナーに参加。
NHKのクラシック音楽番組「ららら♪クラシック」や「スコラ」などに賛助出演し、人材派遣の協力もしている。
学生時代から古楽の世界にも興味を持ち、トラヴェルソ奏者としても活動しているほか、朝♪クラ音楽ディレクター、コラムライター、コンサートの企画運営など、演奏以外の仕事もボーダーレスに行っている。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学を卒業。
同大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻を修了。
2019年より東京藝術大学管打楽科の非常勤講師として藝大ウィンドオーケストラの授業を担当している。
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