フルート記事 第34回 インタビュー編《オーケストラ奏者に聞く》vol.7 菅野力
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THE FLUTE ONLINE 連載 「岩崎花保のハッピーフルートライフ」

第34回 インタビュー編《オーケストラ奏者に聞く》vol.7 菅野力

ARTIST

皆さまこんにちは! フルート奏者の岩崎花保です。《オーケストラ奏者に聞く》7人目のゲストは、ハンガリーのアルバレギア交響楽団(Alba Regia Symphony Orchestra)のソロ首席フルート奏者で、日本の各地でリサイタルを行なうなど精力的に活動をされている菅野力さんです。

岩崎
菅野さんと音楽の出会いはいつですか?
菅野
4歳からピアノを習っていました。ずっと通ってはいたけど、習い事の一つという感じだったのでそんなに真剣に練習していたわけではないです、というか練習が嫌いでした(笑)。
岩崎
なるほど。私もピアノの練習は嫌いでした……。フルートを吹き始めたのは中学の吹奏楽部ですか?
菅野
フルートは、実は高校の吹奏楽部からなんです。中学は柔道部だったんですよ。
岩崎
えー! そうなんですね!
菅野
柔道は結構頑張っていたんですけど、大会で肩を痛めてしまって。それもあって高校は違う部活にしようかな、と思っていました。ピアノを習っていたこともあり、楽譜は問題なく読めたので吹奏楽部に入りました。
岩崎
楽器の志望はフルートだったんですか?
菅野
本当はテナーサックスを吹きたかったんですけど、全然音が出なかったんです(笑)。逆にフルートは試しに吹いてみたらすんなり音が出て、そのままフルート担当になりました。
 
 

▶︎インタビューは、2ページ目に続きます


菅野 力 Chikara Sugano

菅野力
菅野力

プロフィール 菅野力 静岡県出身。15歳よりフルートを始め、洗足学園音楽大学、スイス国立チューリッヒ芸術大学大学院修士課程コンサートディプロム、ならびに同大学院特別修士課程オーケストラコースを全て首席にて卒業。 国内外のコンクールで多数優秀な成績を修める。チューリッヒオペラ管弦楽団、ベルン交響楽団、ミュンヘン交響楽団等にて研鑽を積み、現在アルバレギア交響楽団(ハンガリー)ソロ首席フルート奏者。三響フルート公式アーティスト。

 

岩崎花保 Kaho Iwasaki

岩崎花保
岩崎花保

愛知県豊田市出身。
第15回日本クラシック音楽コンクール中学校の部全国大会第1位。
第61回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第1位。
第13回万里の長城杯国際音楽コンクール管楽器部門第1位をはじめ、様々なコンクールで入賞。
2012年豊田市文化振興財団より文化新人賞受賞。
小澤征爾音楽塾、浜松国際管楽器アカデミー、ロームミュージックファンデーション音楽セミナーに参加。
NHKのクラシック音楽番組「ららら♪クラシック」や「スコラ」などに賛助出演し、人材派遣の協力もしている。
学生時代から古楽の世界にも興味を持ち、トラヴェルソ奏者としても活動しているほか、朝♪クラ音楽ディレクター、コラムライター、コンサートの企画運営など、演奏以外の仕事もボーダーレスに行っている。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学を卒業。
同大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻を修了。
2019年より東京藝術大学管打楽科の非常勤講師として藝大ウィンドオーケストラの授業を担当している。

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