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“動画でもわかりやすい”EWIスタートガイド

教則連動動画│トラブルシューティングとベンド奏法のコツ

『ゼロからはじめるEWIスタートガイド』では、より内容をわかりやすくするため、動画連動の項目を作りました。
Chapter 7のトラブルシューティングは、「そもそもどうなっているのか“ダメな状態”なのかが分からない」という方のために、音で“ダメな状態”の実例をご紹介。そしてその原因と対処方法を解説します。
また、EWI特有の奏法のひとつである「ベンド」について、演奏のコツと練習方法を解説。この動画を見ればすぐにベンドを使って演奏してみたくなるはず!

 1  いま吹いている音の他、オクターブ下の音が出る

この状態になるのは、何かの拍子にボタンが押されていることが多いので、まずは演奏前に確認することを習慣づけましょう。
原因としては、インターバル・ボタン(EWI4000ではオクターブ・ボタン)が押されたことにより、オクターブ下の音が出ている状態だと考えられます。

動画連動1│オクターブ下の音が出ている状態

 2  いま吹いている音の他、別の音が出る

この状態になるもう一つの原因が考えられるとするなら、ホールド・ボタンが押された状態かもしれません。この場合は最初に吹いた音階が出っ放しになっています。

動画連動2│ホールド・ボタンが押された状態

 

左手親指が奥に行き過ぎてグライドプレートを触っている状態の場合、運指しても、音と音がカッチリ切り替わらない、レガートに吹いた際、「ピュン」といった音がするなどの現象が考えられます。

動画連動3│グライドプレートを触っている状態

 

こちらは上のベンドプレートに右手が当たっている状態です。ストラップの長さ調整はちゃんとできていますか?親指で楽器を持ち上げようとしていませんか? 構えが固まるまではベンドプレートの間隔を広げておくのも良いでしょう。

動画連動4│ベンドプレートに触って音程がおかしい状態

 

EWI独特の表現として「ベンド」があり、右手親指の『ベンドプレート』を触って音程を変化させます。吹き始めの際に下の音程からベンドを入れることでフレーズにアクセントを付けたり、吹き終わりに音程を下げることで良い意味での “ルーズさ”を表現できたりと、使い方は様々です。
本書では基本中の基本である音の頭に吹きたい音の下の音程から入れる「しゃくり上げベンド」を解説しています。

P.39 しゃくり上げベンドの入れ方

しゃくり上げベンドは、1.ベンドプレートに触る  2.息を入れる  3.ベンドプレートを離す、という順番を守るようにしましょう。
初心者さんが良く混乱する原因として、1.のタイミングが遅いことが挙げられます。正しくは、ベンドプレートに触ってから息を入れるというタイミングですが、息を入れながら触るのはNG。「ふにゃん」とおかしなことになってしまいます。

動画連動5│息を入れながら触った際のNG音

P.40 ベンドをいつ使うのか&練習法

ベンドはアクセントとして、また装飾音符の変わりとして使用します。
練習法としては、とりあえずドレミファソラシドをゆっくり吹きながらすべての音の頭に「しゃくり上げベンド」を入れてみましょう。どの運指のときでも違和感なく入れられるのが理想です。
また、ベンドプレートは触る面積によって変化する音の深さが変わります。この練習を深くやったり浅くやったりできるようになればあとは曲に入れるだけです!

動画連動6│しゃくり上げベンド

下からの「しゃくり上げベンド」と同じように、上からの装飾音符の変わりに入れるのも効果的です。素早く入れると「ぴゃう〜ん」っと独特のスピード感ある装飾になりますし、吹いた音をギターのチョーキングのように良い意味での「不安定な」効果を演出したり色々と使えますよ!

動画連動7 │上ベンドの使い方

 

文章だけだと「何となくわかったかな…」ということも、動画なら「ハッキリわかった!」になりますね♪
はじめてのウィンドシンセで戸惑っている方も、『EWIスタートガイド』と連動動画を活用して、ぜひEWIを楽しんでください!

 

 




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