オカリナ記事 善久(Zenkyu)
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Ocarina vol.33

善久(Zenkyu)

善久

2000年に音楽事務所を立ち上げ、今年で20周年を迎えた善久(Zenkyu)さん。Ocarinaだけにとどまらず、劇伴、日本野鳥の会との共演ほか、日本酒指導師範の資格を持つ。
今回は、2021年5月13日に東京文化会館 大ホールで記念コンサートを予定している善久(Zenkyu)さんのライフワーク、これからの展望などを聞いた。

 
Ocarina活動20周年おめでとうございます。
善久
ありがとうございます。20年以上前からオカリナでの活動は行なっていましたが、2000年に上遠野音楽事務所を開設して、今年で20周年を迎えることができました。 今年はこれまでの集大成のコンサート、生徒さんの大きな発表会、そして善久(Zenkyu)オカリナ合奏団(ZOG)の公演を予定しています。ZOGでは、今年ベートーヴェン生誕250周年ということもあり、オカリナで挑戦しようと考えています。
善久(Zenkyu)さんがOcarinaを始めたのはいつごろですか?
善久
テューバ専攻で東京音楽大学を卒業したあとの1996年からです。当時はオカリナのプロ奏者もあまりいませんでしたし、仕事もあまりなかったから、いろんなところに行って飛び込みでお仕事をいただいていました。
Ocarina奏者としてやっていこうと決意した出来事はありますか?
善久
30歳前後のころは、オカリナのソロコンサートをやっている人は少なかったんですね。それで私は腕試しもあって、ライブハウスや美術館などで演奏を始めました。それからオカリナ奏者としての自信が付き始めて、生徒さんが増えてきたんです。私が初めてレッスンを行なったのは、茨城県県土浦市にある楽器店の音楽教室でしたが、そのときに習っていた生徒さん二人が発起人となって僕の後援会(善久(Zenkyu)東日本後援会)を作り、演奏会も開催してくれました。人の縁ってすごいなと思います。その方たちがいなかったら、オカリナは続けていただろうけど今の自分はありませんからね。

 

インタビューはさらに続きます。全文は本誌Ocarina vol.33でお楽しみください。

 

Profile
善久(Zenkyu)

東京都出身。東京音楽大学卒。テューバを田中真輔氏に師事。雅楽の笙を13才より宮内庁雅楽部楽長、故豊雄秋氏、故多忠雄氏に師事。日本を代表するオカリナ奏者の一人で、各地で幅広いジャンルの演奏活動をしている。現在、関東エリアの教室や同好会で約400名の生徒を指導。2004年よりタイ、ベラルーシ共和国、シンガポール、アメリカ合衆国、カナダ、ロシア、チェコ共和国、フランス、ドイツ等で公演。2014年、2017年と2度のカーネギーホールの日米親善公演に出演し大成功を収め、凱旋公演では自らがプロデュースした「日米親善公演」が大好評を得た。2015年日光東照宮400年式年大祭奉納演奏。2016年ロシアのウラジオストク・フィルハーモニーホール「第25回記念春の国際芸術祭」日露友好公演に出演。2019年プラハのドヴォルザークホールで「日本・チェコ親善公演」に出演。(公財)日本野鳥の会の依頼により絶滅危惧種の鳥の楽曲を提供し、三宅島・新島・神津島等で自然保護の演奏活動を行なっている。東日本大震災後、福島県南相馬市の仮設住宅でボランティア演奏を続け、2012年より「野口英世記念ばんだい高原国際音楽祭」に毎年出演。2017年に「善久(Zenkyu)オカリナ合奏団(ZOG)」を設立し、国内外で活躍が期待される。「日本酒指導師範」の免許を持つ珍しい音楽家。教則本「ZENKYU Ocarina Lesson」(サーベル社)より出版。
公式ウェブサイト:www.zenkyu.com





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